水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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公正な勝負の判定

その日の予定しだいなのですが、
午後に予定がないと、なんとなく、うつらうつらしながら、
相撲番組を観ます。
特に今場所は、両横綱が休場ですし、
大関陣も、今一つパッとしない。
それだけに、関脇・小結あたりの活躍がカギになってくるのですが、
それ以外にも平幕で元気のいい若手が台頭してきています。
その意味では、横綱不在ながら、結構面白い土俵が展開されているんですね。

 

むしろ、モンゴル出身の横綱が、決まりきったように、千秋楽あたりでの優勝決定とかなると、
なんとなくまたか、の展開でしょ。
一つ、二つ星を落としながらも、そこは手堅くまとめる、と言うか、結果賜杯は横綱がゲット。

一種のワンパターンですね。
いささか、若手もがだらしないのか、横綱が強すぎるのか、
分かりませんが、やっと出てきた日本人横綱も、あっという間に引退。
なんとなく面白くない、と思っていたのですが、
その意味では、横綱不在の土俵の方が、おもしろいですね。

各力士にチャンスがありそうな状態だからか、
この際、賜杯を狙うか、のような激闘がしばしば展開されます。
別に横綱の土俵入りが無くたって、
それ以外で活気のある相撲がとられているんですから、
これはこれで、満足ですよね。

 

平塚出身の朝弁慶は幕下7枚目で、2勝5敗。
例によって幕下上位のエレベータ―状態。
十両復帰は厳しそうですね。
一方、大磯出身の湘南乃海は5勝2敗。
来場所は、幕下一ケタになることは間違いないでしょ。
頑張ってほしいですね。

 

3時ちょっと前だと、幕下上位の取り組みがテレビで見れます。
マス席も砂被りもまだ人はまばら。
行司もはだしのまま。
十両相当のところになると、行司も足袋を履いて、ちょっと格が上がった、という感じ。

 

私が子供のころは、相撲の行司は、最後の一番は木村庄之助、その前が式守伊之助と名乗り、
代々それが継がれてきているようでしたが、
今場所よく見ていると、立行司は式守伊之助になっていました。
昔、髭の伊之助と言う小柄な名物行事がいましたよね。

で、おおらかなのか厳格なのか、よく分からないのですが、
行司と言うのは、相撲部屋に所属しているんですね。
サッカーで言えば、ベルマーレ所属のレフリーがいる、みたいなもんです。
もしそうなら、判定で結構もめることがありそうですね。
何しろそのチームによって、職を得ているということですから。
色のついたジャッジをしかねない。

 

でも相撲の世界では、原則一切のスタッフは、それぞれ部屋に所属しているんですね。
で、判定は大丈夫なのか、つまり、ホームタウンディシジョンは起きないのか、
と言う心配がありそうですが、これはないんです。

相撲の土俵は直径4.5メートル。
周囲の四角い盛り土した部分が22尺、6.6メートル。
その周りをぐるりと審判が座って、勝敗の行くへを注視しているでしょ。
まずは正面に二人、西東向こう正面にそれぞれ一人の5人。
そして、控えに審判を挟んで2人の関取が座っているでしょ。
これは東西も同じ。
そしてこの控えの相撲取りも、実は勝負の判断に口を出せるのです。
もっとも口出ししてるのを見たことはありませんが。
ですから、審判5人、相撲取り4人、行司一人の計10人が土俵上の勝負を判定できるのです。
たかだかあの狭い土俵の上での勝負を10人もの人は見ているんですから、
こんな厳格な判定方法はないでしょ。
だから、部屋付きの行司さんでも、公平中立に判定するんですね。

 

勝負って、しばしば、妙な判定出されることがありますね。
サッカーでも、野球でも、その他のスポーツでも、すっきしない経験をした人は多いと思います。
でも、相撲は単純でしょ。
しかも厳格な判定を出せるシステムがあります。
ちょんまげを結って、まわし一つで、土俵に上がるという、前近代的なスポーツと思いがちですが、
どっこい、世界中のあらゆるスポーツの中で、

もっとも厳格な判定ができるシステムになっているんですね。
これもまた日本の誇りじゃないですか。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 13:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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