水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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子どもにツケを回さない

今から35年前のことです。
私が40歳になって、青年会議所も卒業し、ここで使っていた時間が、このあと余ってくる、と。
ただグダグダしたことのために使いたくない、と考えたのです。
まあ、当然、いささかおろそかになっていた商売の時間もふやしたい、と。
当たり前の話ですみません。
しかし、身についてしまったある種の社会性と言うのは抜けきれず、
ただそろばん勘定でものを判断するのは性に合わなかったんですね。
ですから、仕事の領域とその社会性を兼ねられるもの、ということで、
かわら版なるものを月次で更新しつつ、発行しようと考えたのです。


で、かわら版と言ってもA4サイズを三つ折りにしたもので、
お店のテーブルに置いてあるナフキン立に挟まる大きさにし、
各テーブルに何部か置いておく。
お客様は、出来上がりを待つ間、それを手に取って読んでいただく、

出来れば持って帰っていただく。
と言う風なことを想定したのです。
その原稿は、当時のワープロで作成し、1000部程度印刷し、
月替わりともに、今月のかわら版、として差し替えていたのです。
自分で言うのもなんですが、まあまあ好評でした。
その内容は、三つ折りですから、6面。

およそ200字程度の文字量が5カ所。
巻頭の部分が、かわら版の絵柄とタイトルが入るので、およそ半分の100文字ぐらい。
季節の食材に関わるちょっとした豆知識とか、
九星による今月の運勢とか、
今月の月替わり料理の紹介など、で構成したのです。
その巻頭部分の小さな囲みが、本来やりたかったことで、
徹底して環境問題をさまざまな角度で書き続けたのです。
およそ、20年間。
12か月を掛ければ、240テーマ。
それでもネタは尽きることはありませんでした。


しかし、一応、公的に表現するわけですから、いい加減なことは書けません。
かなり専門的なデータを読むようになり、
まあこれも、自分で言うのもなんですが、かなり専門的な領域に踏み込んでいたと思います。

その頃、すでに地球の環境が壊れ始めていたのですが、
世間ではそんなことには無関心。
こう言うのって企業が気づいて動きはじめないと、

改善には向かわないだろうと感じていてのです。
なぜなら、環境問題と企業活動と言うのは相反する位置にいたからです。

企業の諸活動で使用するエネルギーを縮小すれば、経済的なディメリットにつながることは明白です。
それまでして環境と言う問題(当時としては訳の分からない現象)に

対処しましょうなんて企業は出てきません。
まあ、それから10年ほど過ぎると、
ぼちぼち問題の認識が進み始めて、
当時、はやった言葉として、「地球にやさしい」と言うフレーズです。
まあ、ゼロよりはましですが、地球環境の現状を考えると、そんな程度ではどうにもなるまい、
と感じていたのです。
でもまあ、みんな他人事でした。

 

35年前、まだまだ具体的な現象としては、人々はピンと来ていなかったのです。
オゾン層が破壊されつつある、と言って、だからどうなんだ、という実感がない。
地球の森林が、1年間で、九州の面積に匹敵するほどの伐採が進んでいる、とか。
でも、普通に暮らしている、ヨーロッパでもアメリカでも日本でも、

森林が少なくなった、なんて実感がないでしょ。
ですから、地球温暖化などでも実感がないんですね。
中には、今は地球の間氷期だから、この後寒冷化が進む、なんて学者が出てくるありさま。
現在のように山岳氷河が消えたり、海水面が上昇して水没しそうな島嶼国が出てきたりと、
改めて目に見えるようになると、温暖化は進んでいるんじゃないのか、と思うようになるでしょ。

35年前は、とてもそんな認識すらなかったのです。


このころ、私が聞きかじった温暖化による現象について、こんな項目がありました。
まず、気象図で考えていただきたいのですが、
台風の時などテレビの画面で表示されるもので、台風の中心付近の等圧線の同心円をご記憶でしょ。
あの、等圧線の間隔が縮まるようになる、と言うんですね。
つまり、一言で言えば、風邪が強くなる、と。
何も台風だけではありません。
日常的に風の強い日が多くなる、と言うのが温暖化の現象の一つとして挙げられたいたのです。
でもその頃はまだそんな現象は縁遠かったのです。
しかし、最近になると、何かと50年に一度と言う規模の気象現象が頻発するでしょ。

まあ、異常気象の現象です。
降水量もそうですが、風もそうです。
35年前のある意味の予言がその通りになっているのです。

 

でも、今からでも遅くないかもしれない。
なんとか努力して、温暖化を止めることをしないと、本当に毎日が強風日になってしまうかもしれません。

 

何やら、ニューヨークで、小泉環境相が、力強い発言をしたようですが、
私達が暮らさせてもらっている地球が、もう少し住めるようにしなくちゃ、
子や孫に申し訳ないですもんね。

 

| 水嶋かずあき | 環境 | 17:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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