水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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すき焼き・牛しゃぶ

私の友人で、市内の土屋で、平飼いと言って、ある面積を金網で囲い、
その中で鶏を飼っている人がいます。
ゲージで飼う場合もありますが、これよりは健康的に育てられるので、良質の卵が獲れるのだとか。
ところが平飼いはそれなりのあれこれ問題が発生するそうです。
まあ、一種の鳥のコミュニティが形成されるわけで、
仲間内の付き合いについては人間社会によく似ているとか。


まずは、必ずリーダーが登場するそうです。
何が根拠なのか分からないそうですが、日が経つにつれ、
群れを統括する鶏が出てくるのだそうです。
注意深く見守っていると、どうもこいつは卵を産まない。
よその鶏の面倒は見るものの自らは生産に参加しないんですね。
人間の社会もそうでしょ。
課長とかは、課の管理はするものの、直接的生産に手は出さないことが多い。
まあ、管理と言う重要な役職を全うするには、それもありなんですね。
でもまさか鶏の世界までそうとは、思わなかったでしょ。

卵を生まないどころか、良く食べるので、他の鶏に比べると、一回り大きいのだそうです。


そこで、私は、口先だけの、いや嘴先だけの鶏で、卵産を産まないなら、

はずしちまえばいいじゃないか、と言ったんです。
その養鶏家は、もちろん最初は効率を考えて、卵を産まない鶏は外したんだそうです。
すると、その群れ全体が、妙に落ち着かなくなって、コミュニケーションが悪くなるというか、
付き合いが荒くなるというか、結果的にストレスがたまって、生産量が落ちる、
と言うんです。
あなたの周囲でもこんなことがあったと、なんか思い当りませんか。
そこで、元に戻すと、群れは落ち着くというんですね。
つまり生産量が上がるというわけです。

とは言え、鶏仲間同士、トラブルがなくなるわけではない。

これはしばしば起きるのだそうです。
ここも人間社会そのものでしょ。

 

で、時にある特定の一羽が、皆の共通の攻撃目標になることがある。
すると、嘴で突っつくのだそうです。
当然突っつかれれば鳴き声を上げて、逃げます。
すると今度は次の鶏が突っつく。
逃げ回る鶏を次々と周囲の鶏が突っつき始め、しまいにはみんなで力を合わせていじめるのだそうです。
まさに人間社会そのものでしょ。
尾羽の付け根あたり、やきとりで言うぼん尻の近くが、突っつかれて血を流す。
するとますます弾みをつけて、ぼん尻を突っつく。

もう血だらけになっても、まだ突っつくのだそうです。

 

私はこの話を聞いたと言い、鶏と人間とどこが違うのか、と思いました。
どれほどの問題になっても、いじめの問題は亡くなりませんもののね。
弱い者をいじめるのは動物の本能なんですね。

 

最近目に付くのが、メディアによる集団的いじめです。
ちょっとした言葉尻をとらえて、突っつく。
隣のやつも、同じように突っつく。
集団で突っつく。
仕舞に何が目的なのか分かりませんね。

メディアですから、それなりの正義をかざすのですが、
寛容を示すのも正義じゃないですか。
重箱の隅を突っつくような追求は正義なんでしょうか。

 

私は、小泉進次郎氏のファンでも支持者でもありません。
世間で言う、将来性のある若き政治家、という視点では期待を持ってはいますが、
それ以上でもそれ以下でもありません。

しかし、ここに来ての小泉たたきはちょっと行きすぎじゃないですか。
様々な発言の言葉尻をとらえて、いたぶるのはともかく、
ステーキを食ったからと言って、環境大臣の資質を疑う、と言うのは、行きすぎでしょ。

 

以前から、牛のげっぷやおならにはメタンガスが多く含まれている、と言われてきました。
メタンガスは、そもそも二酸化炭素の28倍と言う強烈な温室効果があるものです。
で、牛の発生させるおならとゲップによるメタンガスの量は、

1頭に付きおよそ160から320リットルになるそうです。
で、このメタンガスの量が大気中に存在する温室効果ガス3.8%に相当するのです。
放っておけない問題でしょ。
かといって牛がいなくなってしまった地球はさみしいですよね。
まあ、なんだかんだと牛は飼育され続けるとは思いますが、
実体を言えば温暖化の元凶の一つなわけです。

 

そこで、小泉大臣はこう言えばよかったのかも、と思ってます。
「牛の存在が温暖化にマイナスの影響を与えているということはご存知の通りです。
つまり、この温暖化に大きな影響を与える牛を減らすことも必要なことの一つです。
そこで、私はそのための作業を今日のディナーで挑戦しました、と。

 

もう少し寒くなると鍋の季節。

この冬は、地球環境のために、

すき焼きとか、牛しゃぶを食べる人が増えるかもしれませんね。

 

 

 

 

| 水嶋かずあき | 環境 | 13:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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