水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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親の代わりのせがれの代行

次の国々の共通点は何かご存知ですか。
アジアでは、カンボジア、タイ、ブルネイなど、
中東では、ヨルダン、オマーン、バーレーンなど、
ヨーロッパでは、オランダ、スウェーデン、スペイン、ノルウェーなど、
アフリカでは、モロッコ、レソトなど。

正解できたら、相当に見識のある方です。
ま、この共通点は具体的に前述した国々以外も当てはまり、
地球上に22カ国あります。

 

さあそこで正解ですが、これらの国は王国なんです。
王様がいて、そのもとに国家が形成されています。
しかし、とはいえ、このご時世ですから、民主主義国家を標榜しているわけで、
王様とは、伝統的な血統により、在位し、いわば象徴的な存在になっています。
その意味では、日本の天皇陛下もそうですね。
なんかの拍子に、テレビの画面で、ベルギー国王が登場したりすると、
ベルギーには、まだ王様がいたのか、なんて認識を新たにすることがあるでしょ。
大半が、政治への介入をしていませんが、
ブルネイは例外的で、王様が首相兼外務大臣を兼ねています。
ブルネイは正式には、ブルネイ・ダルサラーム国と言って、
ボルネオ島の北部にあって、愛知県ほどの面積に、40万人の国民がいますけど、
ロシアや中国、アメリカなどの大国にしてみれば、箱庭みたいな国なんでしょうね。
とは言え、王様の権限は絶大で、自分の考えにより法律を決めてしまうほどの権力を掌握しています。
まあ、今時珍しいタイプですね。


それぞれの王室のしきたり、伝統があるのだと思うのですが、王様が変わり、
次に世襲すると、大体戴冠式と言って、跡目相続的な披露が行われます。

日本で言えば、即位式のようなものです。
英語の表現としては、ほぼ同義語的な扱いですので、
即位式=戴冠式、と言っても間違いではなさそうですね。
ま、伝統的血統の王様の世代交代ですから、国としてはそこそこの大きな儀式になるわけです。
したがって、国同士の付き合いとしては、表敬の意味もあって、
そこそこの立場の人がやってきて、祝意を表すわけです。
まあ、これも重要な国際間のお付き合いなんでしょうね。
そこで、やってくる人のその国でのレベルで、
その国の対応、立場が分かるわけです。

まあ、王様の戴冠式ではないのですが、
天皇陛下の即位式ともなれば、ほぼこれに同等の国際間での位置づけがあると思うんですね。
足元を観るわけではないですが、一つの尺度にはなるでしょ。

 

で、今いささかややこしい関係になっている韓国では、どういう方針なのか、と言うと、

韓国大統領、即位礼見送りへ 李首相の参列で最終調整、なんていう報道がありました。
まあ、首相では格下だけど欠礼はできないだろう、という配慮なんでしょうね。
親父が行くべきところをせがれに行かせるみたいなもんです。

 

江戸の小話です。
夏の暑い日に、縁側で汗をかきかきウチワを扇いでいる男がいました。

 

なんだってこう毎日、あつい日が続くんだろうね。
ええ、こういう時こそ、ざっと夕立でもくりゃあ、ちっとは涼しくなるのにな、
とぼやいていると、見る間に雲が広がり、ぽつぽつと雨が降り始めます。
おや、願ったりだね、いい塩梅に雨が降り始めた、
と言ってる間まもなく、ざあざあと本降り。
すると、ピカリゴロゴロと雷。
こともあろうに雷さんまで登場か、などと言っていると、
二、三度ピカリゴロゴロがあったのち、
今度は耳をつんざくほどの大音響で、
ゴロゴロドッカン、という音とともに地響き。
思わず縁側に体を伏せて、
一体何があったんだ、とびくびくしてると、庭の片隅に何やら見慣れぬるものがうごめいている。
あ、あれは雷を起こしていた辰(龍)の野郎だな。
どうやら失敗して雲を踏み外したんだ。
でもって、うちの庭先に落っこちてきやがった。
いやそれにしても、絵では見たけど、実物は初めてだね。
そうだ、こいつを縄でくくって、どこかの見世物にでも売り飛ばすか。
とまあとんでもないことを考えたもんで、早速縄を持って近付きます。
落っこちた衝撃で、地べたにうずくまって、うんうん言ってる辰は、
縄を持って立ちはだかる男がいたので、びっくり。
な、なにをしようとするんです、と。
男は、お前を縄でしばって、見世物にでも売り飛ばすんだ、と。
それを聞くと辰は、どうかそれはご勘弁くださいと命乞い。
男は、あまりに必死の懇願されたので、心動かし、
よし、お前にも事情はあるだろうか、ここは見逃してやろう。
でも、ただでと言うわけにはいかない。
いったいどうすればいいのでしょうか、と辰。
そうだな、じゃあ、こうしよう、今日みたいに暑い時は、

声をかけるから夕立を降らせてくれ。
涼しくなっていいじゃねえか。
暫く男は考え、でもねえ、夏はいいけど冬の雨というのは寒くていけねえ。
どうしたらいいだろ、と思案顔。
辰はそこで我が意を得たりとこう言います。
寒い時はせがれの子辰をよこします。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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