水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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文ちゃんの夢

過日の、韓国文大統領の、いわば施政方針演説なるものを読みました。
なかなか立派な内容で、漏れ伝わるところの雑念を取り払えれば、
素晴らしいリーダーだな、と思ってしまいそうです。

自分の理念と理想、さらには様々な都合のいいデータ、これらをちりばめ、
時に国民、代議士への感謝を織り交ぜ展開された指針の表明は、一流と言ってもいい内容だと思いました。

 

私はなんとなくですが、これって、安倍首相の先の国会での基本方針演説に似たニュアンスだな、と思ったのです。
大雑把には、言葉の並びがきれいなため、誠実さが感じられないのです。
空疎とでも言ったらいいのでしょうか。
言葉を多用しつつ、結局手柄話に終わっているんですね。
それなりの情報と感性を持っている人なら、腹の底が見えてしまうんじゃないでしょうか。
いや、お二人共です。

 

ま、ともかく、不思議で仕方ないのは、文ちゃんの頭の中です。

恋い焦がれた女性に、ゆくゆくは結婚してほしいと、
胸の内を告げたら、当初はそれなりに対応してくれていたのに、
何故か突如としての手のひら返し。
最近は、つれないそぶりどころか、バカだチョンだと、罵りはじめるという、最悪の関係になってしまった。

ちなみに、この「バカだチョンだ」と言う言葉は、きっと使ってはいけない言葉なんでしょうね。
チョンだの意味は、朝鮮人をバカにして蔑称なんですね。

 

と言う風に、かなり露骨に、嫌悪の情を表してきました。
それにもかかわらず、惚れた弱みか、いまだにラブコールを送り続けているんですね。
確かに、半島の統一と言うのは、極めて麗しい状況を作ろうというわけです。
このゴールを否定する人は誰もいないと思うんですが、
結婚をするには、相応のバランスが必要でしょ。
私は、いくつかの理由で、無理ではないか、と思っています。

一つは、70年前になりますが、朝鮮動乱と言った状況が起きました。
北から共産主義を標榜するいわゆる北の軍勢が半島に侵略してきたのです。
この勢いは凄まじく、半島の南の先端まで占めようとしていました。
そこで、当時日本駐留の連合国、アメリカが助っ人に入り、反攻します。
そして、現在の38度線まで押し戻して、先ずは落ち着きます。
いわば停戦状態になったんですね。
現実には、南北は停戦していますが、戦争中なんですね。
つまりです、その前段階の和平終戦協定すらできていないのに、
仇敵の相手と結婚しようというんです。
厳しい状況でしょ。
何より、70年前と言え、敵味方に分かれて、殺し合った相手です。
ノーサイドになるには、かなりさまざまな精神的な融和が必要でしょ。
何しろ、日本に対して、いまだに歴史認識を求めてくる民族です。
70年前の怨念を南北ともに水に流すことができるんでしょうか。
ともかく、恨みの民族ですからね。

 

二つ目は、経済的格差です。
まあ露骨な言い方ですが、
そこそこ小金をためた南家が、いまだ赤貧洗うがごとしと言う北家と一緒になろうというわけです。
あのドイツでさえ、東西が統一された時に小金持ちの西が、貧乏な東を抱え込むことで、
国際社会での経済的イニシアティブを10年ほど握ることができなかったでしょ。
この時の東西の格差は西4に対して東1でした。
4対1の格差を持って一緒になって、東西の差が解消するのに、かなりの時間が必要とされたのです。
あのドイツでさえです。
南北の経済格差は12対1です。
ドイツの3倍。
当時のドイツはかなり強い経済力がありましたが、
少なくともあのころのドイツほど今の南に経済力があるとは思えません。
しかも、12:1と言う差です。
きっと一緒になったら、先ず、道路、建物、農水産の現場、工業系の生産の現場など、河川の治水、

など整備すべき所は、山ほどあるに違いありません。
当然のことながら、食い詰めている一族を養えるだけの力があるのか、
文ちゃんが考えているほど、韓国国民は寛容性があるのか。
自分の食い扶持を割いても北家の面々を養おうというガッツがあるのか。
大いに疑問でしょ。

 

第三の理由。

あの共産国家体制と自由経済、民主主義体制とどう融和させるんでしょうね。
北に飲まれて共産国家になるのか、それとも、カリアゲ君を副大統領にでもして、囲い込むのか。
国家の基本である運営の軸をどこに置くのでしょうか。

 

そして第4の理由。

ともかく相手が一緒になるのを嫌っているんでしょ。

これは決定的な理由でしょ。

 

気持ちは分からなくないですけど、あまりに大問題が山積していて、
理想だけでは解決できないでしょ。

先日、玉ねぎ男が登場し、結局自認しましたが、
韓国は、何とか姫などと言うネーミングがセンスありますから、
文ちゃんは、バク男とか呼んであげたらいかがでしょうか。
そう、あの夢を食うというバクです。

 

ここにきて、北は露骨な行動をとるようになりました。
カリアゲ君こと、金正恩が金剛山にある韓国側施設の撤去を指示した、と言うんですね。
金剛山観光を南側と共に進めた前任者らの依存政策は大きく間違っていた、と批判したんです。
つまり、おれたちは南の手助けなんていらない、と宣言したようなものです。
施設の撤去ですから、目に見える反撃でしょ。
これは、きっぱりと三行半を突き付けたようなものです。
もっともまだ結婚していませんが。

さあ、どうする。
この大統領の夢についてゆくのか。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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