水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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サクラチル

その昔、地方の学生が東京の大学を受験し、

その合否を、改めて上京して確認するのは余計な経済的な負担になる、と、

東京のさるところに頼んで、合否の結果を電報で知らせてもらう、

と言ったことが行われていました。

その時、不合格と言うことの意味で、電報に、サクラチルと書かれていたら、

残念、不合格、と言うことだったんですね。


さて、大体、ネット系のHPの見出しを見ると、

その時一波来ている話題が結構な比率で並ぶのですが、
とりあえず、昨日今日と桜を見る会のタイトルが並んでいます。
まあ、これは明らかに失政の一つですから仕方ないことですね。
1万何千人だか、参加された方は、いささか肩身が狭いかもしれませんが、
1億2千600万なにがしかの人は、部外者なのですから、
その人たちが払った税金で、曖昧な基準で招待者が決まっていた、となると、
これは国民を挙げてのブーイングになるのは仕方ないでしょ。

まさしく為政者のおごりですね。

長期政権と言うのはどうしてもこう言うほころびが出てくるものです。

 

冷静に考えてみましょう。
その始まりは昭和27年と言いますから60年以上続いた伝統的な行事なわけです。
政府として、それなりに国政経済文化など多方面にわたって、

日本国の運営に寄与されてきた、これを功労者と言うのだそうですが、
この人々に、ねぎらいの場を用意したということ自体、

さほど目くじらを立てて非難することではないでしょ。
それが証拠には、67年間、この問題に対する認識と言うのは、

私達一般国民はかけらも持っていなかったわけでしょ。
もっとも知らなかった、ということが基本にあったと思いますが。

 

ですから、問題視されたのは、あくまでも桜を見る会と言う行事そのもののことではなく、
その運営に、私的な要素が大きくかかわったという事でしょ。
まあ詳しくはテレビの報道等で触れていますので、
いまさらですが、どう考えても特定政治家の後援会の会員が優遇されていたというのは、
極めて不快に感じますし、
こういうことを平然と行ってきたという政治家の感性、価値観が問題でしょ。

例によってあずかり知らぬと、責任を回避し、

正に例によって、証拠となる書類は破棄されたと言うパターンは、
なんとなく、モリカケの問題を彷彿とさせませんか。
あの人は問題が発生すると、何時もの誰かのせいにして、細かい追求がされないように足跡を消してしまう。

正に常套手段になってきましたね。

 

久々に、2大臣辞任に関しては任命責任を認めたものの、

責任を取るということの具体的な方法論はあいまい。
ただ言ってるだけ。

壊れたテープレコーダーとは、まさにその通り。
なんと実のないガバナンスなんでしょうか。

 

さて、桜騒動の人選の基準とか、公職選挙法との法的な問題とかはさておいて、
今回の桜騒動で、これはおかしいだろう、と言うのは、
前提の安倍総理後援会の話もさることながら、
国会等で追及され、問題が明らかになってきたと同時に、
相変わらず現政権の横暴な判断が非難されたわけです。
すると、なんと、来年はやらない、と。

 

このことを安倍首相は囲み取材の記者連中に、私が決断しました、と。

いかにも責任を取ったがごとき発言をしましたが、
むしろこれが問題でしょ。
だって、何かをする、何かを中止する、ということの決断は、
個人がするものではないでしょ。
せめて、閣議で討論した結果、来年は中止することになりました、

ぐらいの重要な国家的行事だったわけで、
これを一人の人間の思いで、つごうが悪くなったからと言って、やめるというのは、
まさに専横の極致でしょ。
言い換えれば、何かをやる、ということを衆知を集めて決定すべきを、

個人的な恣意性で新たな政策を思いつき、
これを実施する、ということになれば、なんでもトップの思った通りになってしまうじゃないですか。
日本は民主主義の国のはずです。
誰かが、やりたい、やめたいで物事を決めるのは、

間違いなく、民主的な手続きを踏んではいないでしょ。

今回の桜騒動のすべてはここに象徴されていますね。

 

せっかく桜のマークを付けたラグビーの代表チームが大活躍した後に
桜でケチを付けてしまいましたね。

そもそも桜を見る、と言うのは、平安の頃から始まった行事で、
最初の頃は梅を見ていたようです。
当然歴史の流れの中で、形は変化するのですが、現代は、花見と言うと、ほぼ国民的行事の一つでしょ。
みんな3月の終わりとか、4月の初めは、とても気にするでしょ。
何時満開かと首を長くしてその時を待ち、

雨が降ったと言えば、散ってしまうのか、と気をもんでみたり、とか、
正にさくらに左右される1週間になりますよね。

 

国民の純真な楽しみに、汚点を残してしまいました。

安倍さんの来年の桜は、散ったままなんですよね。

 

 

| 水嶋かずあき | - | 11:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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