水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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10億円の夢

10億円の年末ジャンボ宝くじが発売されています。
締め切りは12月17日。
夢を買おうと、血眼になって、当選確率の大きな売り場を探したり、
人それぞれに験がいいルーチンがあるらしく、独自の買い方をする人もいることだと思います。
私は、なんかのはずみで、買ったことがありますが、原則、この類のことには冷ややかです。

 

宝くじと言うもののは、その実態は博打のことです。
公営賭博として、競馬、競輪、競艇、オートレースなどがありますが、
これらの中で最も還元率が悪いのが宝くじ。
ちなみに、競馬、競輪、競輪、競艇、オートレースの還元率は、ほぼ75%。
で、宝くじは45,7%。
ダントツで率の悪い賭博なんです。
ちなみに、パチンコ、スロットルは80〜85%。
まあまあでしょ。

45,7%と言いうのは、5割以下でしょ。
丁半博打だって、丁か半かの二つに一つなんですから勝率5割でしょ。
もっとも、今時やってないですし、やっておいたとしても893の胴元に寺銭をはねられるから、
5割以下には、なってしまうと思うんですが。
ちなみに、寺銭、つまり場所代と言うのは、その昔、賭場を御開帳するのは寺の本堂だったそうで、
そこで、寺銭と言う表現になったようです。

ま、ともかく、宝くじの還元率が45,7ということは、あまりにひどい還元率でしょ。

 

100の入金に対して、まず、およそ4割が収益として差し引かれ、
さらに諸経費が引かれ、残ったのが45,7%と言う事なんですね。
これがいわば国庫に回るわけです。
つまり寺銭は国が持って行くわけですね。
いかにも庶民に夢を見させましょう的なきれいごとですが、
やってることは893以下なんです。

 

これは国の費用ねん出方法としては、おいしい話なんで、
殆どの国で実施されています。
しかし、その中でも還元率はばらついています。

ドバイの宝くじは還元率72%。
なかなかいいですね。

で、中国が65%、以下、ギリシャ、アメリカ、スペインなどが60%前後。
で、日本はその中でも最下位なんですね。
えげつなく、あこぎな性格は日本が一番なんです。

 

つまり、なんだかんだと見た目をよくして、あれこれCMまで打って、
夢を見させつつ、庶民から金を吸い上げるシステムの一つなんですね。

 

いやそれにしてもですよ、10億円と言う金額の設定が、良く分からない。
だって、突然10億円なんか手にしたら、人生狂うでしょ。
もしあなたに当たったら、何に使うか、考えるでしょ。
10万ほどの金を誰かからもらって、どこぞのレストランで食事しなさい、と言われても、
どこに行ったらいいのか、考えるでしょ。
見当付きませんものね。
まずは吉野家の牛丼でも食べながら考えようか、となりませんか。
10億円と言う金額は、そういうことではないでしょうか。

実際高額当選者で人生狂わせた人は枚挙にいとまがないようです。

 

常識で考えましょう。
ごくごく普通の生活をしている人にとって、

飛び上るほどうれしい臨時収入の額はどのくらいか、と言うことです。
もちろん人によって違うのは大前提ですし、多額の借金を背負っている人もいたりすると、

無限に高額がいいということになりますが、
常識的に考えてみれば、
おそらく1千万円単位で、飛び上がるでしょ。
だったら、10億1人ではなく、1千万円100人が本来でしょ。

正直言って、10億円に設定している意味がよく分からないのです。
国としてはある程度の売り上げさえあれば、無条件で、4割のかすめがあるわけで、
それ自体が一つの政策であるなら、
庶民の幸せとは何か、ということをじっくり考え、適切な額を設定すべきではないでしょうか。
幸せが金で買える、と考えてる人の人生を狂わせることになるのなら、それは幸せではないでしょ。

まあ、こういうのって、ほどほどが一番ですよね。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 12:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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