水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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見切り千両

バブルのころ、なんとなく誰もが浮き足立っていて、
小金があったら、ちょっとした情報で株を買い、
確かに、ちょっとばかり小遣いに毛の生えた程度の金額だとしても、儲かる。
だったら、もうちょっと突っ込んで見るか、と追い銭をつぎ込む。
と、ここで、急に空気が変わり、先の見通しが立たなくなる。
まずは、右肩上がりの景況が横ばいになる。
ん?と思っていると、あれよあれよと下降線をたどり始める。
で、気が付くわけです。
こりゃまずい状況になったな、と。
しかしここで株を手放したら、赤字。
だからもうちょっと我慢して持っていれば、なんとかなるだろう、と。
で、赤字承知で株を持ち続けるわけです。
これを塩漬けと言ってました。
進に進めない、引くに引けない、ただじとしている、というわけです。
おそらく何人かの人はこんな経験をしているはずです。

 

そこで登場するのが、見切り千両、という言葉。
これは相場格言で、
取引が予想に反して損勘定となったときに、未練を残さずに損覚悟で決済することは、
後々には大損に至らず結果的に価値のあることになるという意味です。

 

まず状態は、損勘定になっているということです。
で、何とかなると持ち続けると、時に更なる下落が起きて、より損害額が大きくなる。
ですから、あの時多少の損を受け入れ、思い切って見切っておけば、
ここまでの損にはならなかったのに、
という思いをしないために、見切り時が大事ですよ、と。

得てして、人はこの見切り時を間違えるんですね。
まあ、欲深い性の表れです。

 

話は変わります。
沈静化どころか問題は徐々に大きくなり、傷口は広がりつつあるのが、桜を見る会問題。
略して桜問題。

全くいつものパターンですね。
ちょっとしたミスが露見する。
さっさと謝っちまえばいいものを、自分を正当化しようと、言い訳をする。
で、その言い訳がぶれはじめる。
と、前言を取消、さらなる言い訳を積み重ねる。
要は、嘘をついたわけです。
その嘘を正当化しようとするから次の嘘が必要になる。
ある程度ことが明らかになると、もう誰の目にも嘘をついているということが分かる。
正直みっともないですね。
挙句の果てにこれまた例によってご婦人が登場してきた。
まあ、モリカケと同じ構図になってきたじゃないですか。


じつは、あのモリカケも国民は心から納得したわけではなかったでしょ。
いい加減にごたごたしてるのに嫌気が差したのと、

なんだかんだと人のうわさは75日ですから、
飽きが来たという感じが、正確なところでしょ。
決して問題が解決し、国民はすっきりした、というわけではない。

 

この桜問題は、政治にど素人のわれわれだって、おかしいと思うでしょ。
法廷かなんかで理詰めなやり取りをし、情報を分析しなくても
通常の生活感程度の感覚で矛盾を感じてしまいますよね。
つまり、保守だろうが革新だろうが、与党系だろうが野党系だろうが、

みんなおかしいと思っているんでしょ。
でも、とうのご本人は、そんなことない、と必死になって嘘の上塗りを続けている。
これって、裸の王様の絵柄ですよね。

 

不思議なのは、こんな状態にもかかわらず、

桂太郎政権時の2886日を抜いて史上最長になった、と言うことで、

地元山口で、お祝いの会が開かれたとか。
そう、あの桜を見る会に最も多くの県民が参加したところです。
で、最長を祝うのは、まあ、悪いことではないと思うんですね。
歴史に名を刻んだことになるわけですから。
でも、多くの記録の中で、

100メートルを何秒で走ったとか、
走り幅跳びで何メートル跳んだとかは、それはそのままの評価でしょ。
でもこの場合、何日だったか、という日数としては絶対的なものではありますが、
その中身の方が重要でしょ。
つまり何をしたか、と言う質として如何だったのか、です。
悪かろう長かろうでは意味ないでしょ。

 

長期政権と言いうものは、歴史が物語っていますが、大体末期にぐずぐずした問題が発生してくる。
手抜きと言うか、油断と言うか、緊張の無さが、どうでもいいミスを誘発するんですね。

つまらぬ比較ですが、
私が初めての料理に挑戦すると、大体うまくできる。
で、なんてことないじゃん、となる。
しかし、ほとんど100%に近く、二回目は失敗するんですね。
結構注意しているつもりでも、どこかミスをしてしまうのんです。
経験が技を進化させるというのは、時と場合によってですよね。

ま、現政権は、目標である史上最長の記録を塗り替えたのですから、
ぼちぼち、次の世代にバトンタッチしたらどうでしょうか。
評価が下がりつつありますが、もう一度立て直そうと考えると、
さらなる悪化を招きかねません。

 

ここは一番、見切り千両でしょう。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 12:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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