水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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邪魔にならない年寄りになる

近頃、時々感じるのですが、皆見てくれが若くなって来たでしょ。
知り合って、少し親しくなると、ずけずけと年齢を聞くようになります。
いくつですか、などとダイレクトなのは、ちょっと憚られるので、
さりげなく干支を聞いたりするんですが、時にピンとこなくて、
結局何年生まれかと、つまるところ年齢を聞くのと同じことなんですが、
そうすると、昭和何年です、とか言う。
素早く計算して、年齢がわかる。
で、見た目と大体違うもんでしょ。
おおよそ5歳やそこいらは若く見えます。


例えば、昔の70歳は、結構なジジババでした。
でも、最近の年よりはさほどの風体ではないですよね。
特にテレビで出ている芸能人など、本当にそんな年だったっけ、と感じるでしょ。

で、ある時こんなことを聞きました。
人の見てくれで、若く感じるとします。
60歳が50ぐらいとか、80歳の人が60そこそことか、
妙に若く感じる人がいるでしょ。
この場合、体力的にも、感じられる年齢に近いのだそうです。
つまり、見た目と肉体的年齢はほぼ一致するのだそうです。
見た目、いかにもよぼよぼしているのは、やはり肉体的にも老化しているんだそうです。


よく思うのですが、子供のころの童謡で、
「村の外れの船頭さんは、今年60のおじいさん。
年を取ってもお舟を漕ぐときは、
元気いっぱい櫓がしなる、それ、ギッチラギッチラギッチラコン」
と言う歌詞でしたよね。
なんと60歳のおじいさんがとても元気だと言うんです。
なんか今時なら、生産年齢ですから、元気は当たり前でしょ。
ごく普通に仕事して働いていますね。
60歳です、と言ったて、誰も驚かない。

日本人全員が若くなって元気で、年を取っても昔のようによぼよぼしているわけじゃない。
さ、そこで、だったら働いてもらいましょう、ということになりました。


その一つ、
全世代型社会保障検討会議が開催されました。
で、医療や年金、高齢者の働き方などの制度見直しを軸とした12月の中間報告へ詰めの議論を行ったそうです。
医療ではこの会議の民間メンバーから、75歳以上の後期高齢者が医療機関で払う自己負担を

現在の原則1割から2割に引き上げる案が強く提案されたようです。
確かに、高齢者は病気になりやすく、しばしば病院に掛かります。
かく言う私も、7年前に発症した重症筋無力症のメンテナンスとして、
定期的に病院に検診に行きます。
ちなみに、ある薬を飲まなくてはいけないのですが、これが高い。
たまたま50日分を処方してもらったのですが、これが4万3千円。
これは3割負担の額。
つまり、残りの7割、14万余りは国が負担しているわけです。
最初、薬代を支払ったとき、え、43000円?と驚いたのです。
一日に換算すれば、私が880円負担し、国が2930円負担する。
ちなみに年間で、私と国で139万円のお金が必要なんです。
なんと、国は年間で107万円の負担をしているわけです。
これは個人のことなので、国全体としてはどんな数字なのか知りませんが、
具合の悪いジジババが病院に押し掛けてゆきますけど、
それに応じて、国としてはかなりの負担を強いられるというわけです。
まあ、2割負担は仕方ないでしょうね。


それが高いというなら、病院に行かなければいい。
誰だって好き好んで、病気になるわけじゃないのですが、

ある奴はぴんぴんしていて、ある奴は病に倒れる。
これも、運不運と捉えるしかないでしょ。

ちなみに診療カードが病院ごとに発行されていますが、
私も歯医者、眼医者、皮膚科、神経内科、整形外科、耳鼻科、などなど、
まるでトランプができるんじゃないか、というくらいカードを持ってます。
と言うことは、なんだかんだとどこかが具合悪くなるわけですね。
となると、病院に行く。
だから、国の医療費も結構な額でしょ。
確か日本の昨年度医療費総額が40兆を超えた、とか聞きました。
これは私たちジジババを含め、何とかしなきゃ、という問題でしょ。
でないとこの後、若い人たちが年を取った時、医療制度は破たんしないとも限らない。
今のうちに少しでも出来る事はしておくべきでしょ。
まあ、そのため2割負担になったとしても、これは仕方ないことですね。

 

あわせて、働き方改革として、離職年齢を引き上げようと言うことのようです。
できるだけ、年とっても働け、と。
これは、二つの方法があると思います。
一つは生産性を落とさないために、年配者も生産に携わる、ということ。
で、もう一つは、引退した人が、より積極的にボランティア活動をし、
社会の負担を軽減させるということです。


まあ、いままで、給料をもらって、色々と支えられてきたんですから、
せめて、支えられた分の千分の1でも、万分の1でもお返しができればいいでしょ。
人生の借りを少なくしてあの世に行きましょ。


その意味でも、何か少しは世の役に立つことを手掛けたらどうでしょうかね。

邪魔にならない年寄りを目指すことも大事でしょ。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 22:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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