水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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ぼ〜っと生きていると…

そう、チコちゃんじゃないですが、ぼ〜っと生きていると、

悲惨な老後になるかもしれません。

 

その昔、私達が子供のころ、日本の人口構成はピラミッド形である、と教わったように思うんです。
で、対比するように生産人口が中膨れしている形もあって、これは紡績型である、と。
その頃の記憶が正しければそう言われていました。
まあピラミッド型は理にかなっていますよね。
生まれてくる人の数が一定として、
成長過程でも人は死を迎えることがあります。
ちなみに現在の日本では、14歳未満の子ども(正確には子供の定義は14歳未満ということです。)
が、一年間に事故及び病気で4000人ほどなくなるそうです。
でも、これは年々減ってきているのですが、それでも、人口構造としては出生数が少ないので、

以前のようなピラミッド型の人口構造はこの先ありえないんですね。
ついこの間まで、1世代は100万人でした。
つまり同級生というか同年齢の仲間は、日本中に100万人いたわけです。
それが昨年は、92万人になりました。
間違いなく先細りの傾向は続いています。


少子高齢化時代が本格化したわけです。

むしろ、人口構造はキノコ型に近付いているんですね。
したがって、このような人口構造社会として、何をどうすればいいのか、
ということが問題なわけでしょ。

 

正直、不思議なのは、少子高齢化という社会現象は、

もう、ずっと10年も20年も前から予見されてきました。
問題は必ず発生するぞ、と。
その割には、対応がのろくないですか。

 

少子高齢化社会の問題は、子どもの出生を促すことで、問題解決を期待しますが、

これでは無理があります。

一番の問題は、産むことを第三者的に促すことはできないのです。
幼・保の無償化など、様々な手当てを考えられてきましたが、
それでも人ひとり一人前にするには、3000万円掛かると言われています。
今子供を2人育てている夫婦が、3000万円の負担を承知で、3人目を作ろうとするかは、
残念なことですが、腰が引ける決断だと思うのです。

 

合計特殊出生率は1.42となり、2人の子どもがいる家庭は、上等の世界でしょ。
ですから、この合計特殊出生率をいかに上げるか、なんてことは、本来的な政策ではないと思うんですね。

はっきり、もう、この国は少子高齢化の社会状態に突っ込んで行く、ということを前提に考えるべきでしょ。

その場合どうするか、と言うことを対策するのが重要でしょう。

 

まあそういうことの表れでもあると思うのですが、
高齢者の処遇に的が絞られてきました。
一つは、医療費の2割負担の提案です。
年金生活者は、収入を増やすことができないので、

年とともに増加してゆく医療費の負担が増えるのは痛いでしょうね。
でも、これも心がけの一つと考えれば、なるべく健康でいようという努力は必要でしょ。
まあ、私達の子や孫の世代に迷惑をかけたくない、と考えるなら、2割は受け入れるべきでしょ。

 

そして次に定年制についての議論です。
まずは企業に定年制の在り方を再考してもらいたいということと、
併せて、その後の道の選択肢を幅広く用意することでしょうね。
今までさんざん汗水流して働いてきたのだから、早めに現役を退きたいという人が

いるのならそれはそれでいいでしょ。

端でとやかく言うことではない。
年金と、自分の子どものサポートと、いくばくか日銭を稼げる生活をすればいいことです。
でも、経済的な成り立ちに不安があるなら、システムとして、

定年延長か、再就職なのか、フリーランスで生活費を維持するか、これまた
自分のその時置かれている状況で判断すればいいことです。

 

でも、これらの選択肢の用意は、多くの専門家が議論し提案するのだと思うのですが、
実際、提案する専門家が70歳になった時、75歳になった時、どのような肉体的状況なのか、
精神的状況なのか、経験していないわけでしょ。
じゃないか、という推測にすぎない。
当然実態とはずれが生じる。

 

まあ、いずれにせよ、高齢者にとっては、厳しい世の中になるんでしょうね。
せめて、そういう社会になってのそれなりに対応するために、
停年間際の、又定年後の自分の人生の設計をきちんと早目にすべきです。
なんとかなる、と言う正常性バイアスで身を処していると、
悲惨な老後になります。

これは間違いない。

 

| 水嶋かずあき | - | 12:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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