水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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無事これ名馬

無事これ名馬、という言葉があります。
ともかく故障も怪我もなく、無事に過ごすこともとても大事だ。
その意味で、優秀な成績を上げることも大事だが、
故障や怪我がないことも、名馬の条件の一つだ、という意味ですね。

 

スポーツ選手、いや今時はアスリートというのかな、
彼らに怪我は付きものでしょ。
無理に体を使うんですもの。
例えば、やがてやってくる箱根駅伝の選手たち。
一日数十キロ走るなんてざらでしょ。
ある駅伝にチームが密着取材されていましたが、
この一か月で1000キロ走ったというんですね。
まあそれがすべてパワーアップにつながればいいのですが、
1000キロの走らせられた、両足の膝にとっては、
いい加減にしてほしい、と思っているかもしれませんね。
とくに関節部分はそういうでしょうね。

 

ラグビーもそうでしょ。
あんなでかいからだ同士がぶつかり合うんですから、
大概どこか怪我をする。
サッカーだって、接触があるんで、なんだかんだと怪我による不出場があって、
それが成績に反映する。
ちなみに、中田英寿さんは、ベルマーレ時代、かなり近くで観てましたが、
まず接触寸前に体を交わすのが旨かったですね。
だからほとんど怪我をしなかった。
その意味でも名馬でしょ。

 

その点、格闘技はもろ体をぶつけ合うんですから、どうしても怪我が付き物。
あのレスラーだった高山善廣さんも、リング上で後頭部を打ち、
首から下が不随となり、現在もなおベッドの上での治療が続いています。
ちなみに、この高山氏をサポートしようと、募金活動が行われていますが、
我が店舗・串平にも募金箱が置かれていて、善意あるお客様から募金をいただいています。

 

さて、以前も触れてきましたが、相撲もどうしても怪我が付き物。
稀勢の里だって、怪我がなければもう少し横綱を張っていたと思うんですね。
元大関の旭富士も怪我の治療で全休が続き、序二段まで番付を落としました。
大関経験者としては異例のことです。
そして、怪我が治るや、序二段から始まって、ついに先場所は幕下の上位。
ここで全勝優勝して、来場所は十両です。
ま、これは異例中の異例。


大体怪我が原因で、成績を落とし、それに伴い番付も落ちてくると、
引き際と言うのか、ある番付のところで引退、ということになります。

この、怪我が付きもの、という肯定的な風潮はなくさなければいけない。
昨年、6場所のうち、3場所が、大関陥落の場所となりました。
おかしいでしょ。
みんな怪我が原因です。


けいこ不足とか、体調不良とか、ただのスランプとかではないんです。
それなりに稽古し、充実した技を磨いて来たのに、怪我によって相撲が取れなくなったのです。
ま、それもあり、という世界なんでしょうかね。
怪我をする、成績が挙げられない。
番付が落ちる。
落としたくないから無理をする。
さらに症状を悪化させる、という事だってあるはずです。

 

ここでやっと以前あった公傷制度を復活させようか、という機運が出てきたようです。
大相撲初場所前の力士会が開かれ、力士会から公傷制度復活の要望が出されたそうです。
本場所中にけがをして翌場所を休場しても、
公傷が認められればその次の場所も同地位にとどまれるという公傷制度は、
2003年を最後に廃止されていました。
当然なんか問題があったんでしょうね。
認定の基準とかがあったのかもしれません。

 

最近の休場の多さも、公傷制度で、その場所は番付から外す、ということにすれば、
や・や・やなんて表記が減るでしょ。
何より、安心して治療に取り組めるのがいい。
一昔前から見ると、体重の重い力士が増えました。
それだけ危険度が上がってきているわけでしょ。
相撲協会はこれらのことも踏まえ、

力士の健康管理、怪我防止にもっと制度的に対応すべきでしょうね。
ま、その意味では、公傷制度復活は大賛成です。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:50 | comments(0) | - | - | - |









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