水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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長寿の祝賀

年齢によって、その数に意味を持たせて、ある種の祝賀をします。
まあ一般的なのが、喜寿と米寿。
これは漢字のいわゆる因数分解をし、それに当てつけて漢字を充てます。
喜寿は、㐂と略して書かれますが、これを七と十と七とみなして、
本字である喜に戻して喜寿としたものです。
同じく米寿は、米を八と十と八に分解し、米に寿を付けたものです。


そのほか、漢字を分解するものには、桑(クワ)に寿で「桑寿-そうじゅ」というのがあります。
これは四十八歳の祝なんですが、桑の上部又が三つありますが、
略字で又を十と書くこともありますので、上三つの又を、十に置き換え、十が三つで三十。
下の「木」を十と八に分解します。
つまり、全体で十が四つ、八が一つで四十八歳の祝となるわです。
でも、四十八歳まで生きたからと言って、今時、若造のうちですから、
そんな祝は誰もしないでしょ。
喜寿だの米寿を迎えた年配者にしてみればはなたれ小僧ですから。
ま、寿命も延びてきて、人生五十年からもしかすると百年になろうとするんですから、
四十八歳ぐらいでは祝ってなんかいられない、ということで、
ほぼ、死語に近いのが桑寿です。


順に行くと、次が還暦ですね。
これは六十歳の祝賀です。
昔は十分な寿命としてたたえられたんですね。
赤いちゃんちゃんこを着て、赤い頭巾をかぶって祝ったもんです。
村の外れの船頭さんは、今年六十のおじいさん、年を取ってもお舟をこぐときは
元気いっぱい櫓がしなる、それギッチラギッチラギッチラコン。
と歌に歌われた、本格的な年よりだったわけですが、
今時六十歳なんて、停年退職すらさせてもらえない。
まだまだ働け、という年齢です。
今は、よくぞ六十歳まで生きてきましたね、なんて慰労のかけらももらえないんです。


還暦の意味なんですが、ベースは干支です。
昔は、干支での年勘定が基本でした。
まずは、十二支と十干がぐるぐる回っていて、このめぐりが一通り終わるのが六十年。
十二支は、子、丑、寅、卯、辰、巳…と、ご存知の動物十二種が並びます。
ちなみに ↓◆↓…としておきます。
方や十干ですが、地上での構成物質を五つに定めました。
木、火、土、金、水の五つです。
で、この五要素に陰陽を当てはめ、十にします。
そこで、十干(実は、じっかんと読みます)は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸と重ねます。
なぜなのかは知りません。
したがって、木は甲乙が当てはまり、火は丙・丁があてはまります。
そして、甲、乙などをそれぞれ陰陽に分けますが、
この時、陽は兄さんにあたり、「え」と言い、弟は「と」と呼びます。
何故かな知りません。
したがって、甲と乙は、木に相当しますので、
甲は木の兄ですから、きのえと言います。
乙は木の弟ですから、きのとと言います。
で、このきのえ、きのとを例えば、A、B、C、D…J、と割り振ったとしましょう。
さて、十二支はまず第一番目に登場するのは、十二支からは「子」です。
十干からは、「きのえ」です。
したがって暦のスタートは「子」と「きのえ」のペアーから始まり、
次の年は「丑」と「きのと」のペアーです。
こうして組み合わせてゆくと、
。舛ら始まり、■臓↓C、ぃ帖↓ィ邸↓Γ董↓В如↓┌函↓I、Jとなります。
ところが、十二支側は、まだ、、が待っています。
しかし、十干側は、もう一通り登場してしまいました。
そこで、待ってるについては二度目になるのですが、Aがペアーを組みます。
つまりAということで、続いてBとなります。
要するに十二支に比べ十干は、二つ足りないので、ちょっと忙しくなるのですが、
前倒しでペアを組み事になるのです。
したがってヅレてゆくのですが、十二支が5回巡ったところで、十干が6回回り、
すべての組み合わせが終わります。
つまり5×12、または6×10の60年経つと、干支の組み合わせが一巡するんですね。
これが一回りするということで、暦が一回りして還って来るということで、還暦というんです。

ちなみに、Aは奇数以外組みませんし、Bも偶数以外は組みません。
いやあ長い説明になりましたが分かっていただけたでしょうか。

 

さて、年の順に並べてみると、
48桑寿、60還暦、70古希、77喜寿、80傘寿、81盤寿、88米寿、90卒寿、99白寿、100、百寿、とあります。
文字の分解系で言うと、四十八、七十七と続き、八十も上下重ねてカサという字の略字になりますし、
八十八の米、九十の卆、などがあります。
文化系というか、知的なものが、先に説明した還暦、そして古希です。
古希は、唐の詩人杜甫の詩・曲江に出てくる「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」の一説を取ったものです。
とんち系では、八十一歳の盤寿で、これは将棋の盤が9×9で、81なのが理由だそうですが、あまりポピュラーじゃないですね。
もっともすぐれたとんち系は、白寿でしょ。
まず漢字の百から上の横棒の一を取ります。
すると白という字になりますね。
100-1=99ということです。
なんかこんなことまで絡めて、年を取ったことを祝うというのも、粋じゃないですか。

 

近々、この祝賀の年を迎えることになります。
再来年が喜寿で、5年後傘寿、次の年が盤寿、と忙しい。
で、米寿まで行ければ上々と思っています。
日本人の平均余命で行けば、そこらが目標になりそうですね。

年が明けると、一歩近づきます。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 11:24 | comments(0) | - | - | - |









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