水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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資本主義と民主主義

資本主義と民主主義が最も多くの人々の人権と生存権を保証するって、
かたくなに信じられてきましたが、本当にそうなのでしょうか。

少なくとも、民主主義について言うなら、ITがここまで進化してくると、
現在何の疑問もなく行われている民主主義の具現化の手段の一つである「選挙」という制度が

いささか古いシステムになってきていると感じるんです。
もしかすると、あと数十年で実現するかもしれない新たな選挙制度になった時、
そういえば、昔は投票所に行って、紙に候補者の名前を書いたよな、

なんてことが思い出話になるかもしれない。
4年とか、6年とかの議員の任期中の中間的意向調査がシステム化し、
もっとひんぱんに、かつ簡易に国民の意志をチェックできるようになり。
もっときめの細かい選択ができるようになるはずです。
単なるポピュリズムに陥ることなく、

望ましい未来展望型の政策が決定できるようになるかもしれない。
民主主義そのものが、一歩進化するということが考えるべきでしょ。


そんな時代は私が生きている間にやって来るとは思えないのですが、
人間はそんなにバカじゃない。
きっともっともっと一人一人が大事にされる社会を構築するはずです。

 

かつて、ギリシャでは、陶片追放というある種の民意を示すやり方がありました。
陶器のかけらに追放すべき人物の名前を書いて、投票箱に投げ込むのです。
ある種の民主主義的手法により、民意を反映させていたのです。
まあ、今の選挙方法はあくまでも古代ギリシャのシステムとほとんど変わらないでしょ。

国民1人1人が、意志を表明すると、それを行政府が実行する。
負託を受けてと言いますが、伝言ゲームよりもっと粗雑に伝えられ、

当初の思惑とは異なる形の答えが出てくることが多いですね。
でも、これが現在の精一杯の民主主義的社会の管理方法なんですね。
このご時世で、こんなに遅れたシステムで唯々諾々としていることがおかしいでしょ。
これは近々破綻するでしょうね。
新しシステムに生まれ変わるのはまあ、30年や40年はかかるんじゃないでしょうか。

 

さて、そんな呑気な事を言ってられないのが、富の偏在です。
つまり資本主義がどうして正しい経済運用のシステムなのか、

という疑問がそろそろ問題として顕在化してくるんじゃないか、と。
時が経つにしたがって、貧富の格差は広がってきています。

 

あの、経済的には豊かであると思われるアメリカでさえ、
上位10%の世帯の所得がアメリカ国民の総所得の半分になっています。
もっとわかりやすく比較すると、上位1%人の所得が10000円だとすると、
残りの99人に人の所得の平均が400円ということです。
なんかおかしいでしょ。

 

日本ではどうかと言うと、
ざっとですが、年収200万円以下の人が、4分の1。
200万〜400万円が半分。
で、1500万円以上は1%となり、年々格差は広がっています。

 

世界全体では、上位62人の総所得額が、下位36億人の総所得額と同じなんですって。
まあ間違いないことは、富は富を生み出しますので、

格差が広がるというのは理屈では当然のことなんですね。

 

さあ、そこで、資本主義は正義である、という前提でいると、
稼ぎまくることは罪ではないわけです。

人を殺したり、物を盗んだりしたら、それは罪として処罰されるでしょ。
でも、もしかすると、数万年前の人類のある歴史的な時点では、
人を殺したり、物を盗んだりすることは罪ではないという時があったかもしれない。
豹の獲物をジャッカルが食べてしまうなんてことは、ままあることです。
ライオンのオスが新たにリーダーになると、群れの中での子供をかみ殺すことは珍しくない。
殺しや物取りは罪ではないわけでしょ。
かなり原始の動物的生活をしていたころは人間だって似たり寄ったりだったわけです。
しかし時代とともに、生活の中で秩序を求めるようになり、
罪として罰せられるものが整理されてきました。
昔私たちが子供のころは。、先生が生徒を殴る、なんてごく普通にありましたが、
今では傷害罪とかで刑事責任を取るようでしょ。

つまり、人間社会は、一人一人が大切にされ、人権と生存権を持ちあうようになってきているわけです。
ところが、経済的領域においては、無限に富を蓄えることは許されているんですね。
これには何の規制もない。
いくら稼ぐかはその人次第。
稼いだ人のもの、と言うことです。

 

しかし冷静に考えてみれば、同じ人間として、多少の能力の差はあるにしても、
一つの肉体を維持し、人間らしい暮らしをする権利はあるはずです。
そのために必要なものが、ある特定の人間にかき集められるわけですね。
貧者からの収奪です。
これがどうして罪ではないんでしょうね。
もし人間が、人を殺すということを決して悪いことでない、としたら、
世の中大混乱でしょ。
だから悪いこととして戒めている。
で、富を寡占するっていうことが悪いことではない、っていうのは、単なる概念でしょ。
まあ、ある線引きは必要でしょうけど、
無限、というところにある種のラインを設けるべきではないでしょうか。
それを前提とした資本主義への模索をする必要があるでしょうね。

まあ、そのめどがつくのは、当然私が死んでからのことと思いますが。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:46 | comments(1) | - | - | - |
劣化しつつある民主主義をリニューアルする一つの方策として、選挙の仕組みを超絶ガラガラポンしてもらいたいと思います。
・原発に賛成か反対か
・憲法改正に賛成か反対か
・高度累進課税(後述)に賛成か反対か
立候補者や政党に投票するのでは無く、喫緊の重要課題について賛否を問う投票を行い、あらかじめ発表されたマニフェストに従って票数を分配して行く。有権者は否応なく重要課題について吟味をし、今まで政党や立候補者に曖昧な投票をして来た習性を変えて、しかも選挙の結果の経緯に責任と存在感を感じるでしよう。
政策オリエンテッドな選挙なんか一体どうやるんだとお思いでしょうが、これほどITが高度化された今だからこそ、万人が納得する仕組みが数十年で出来る筈です。

高度累進課税とは、水嶋さんご指摘の富の偏在に対する、かねてから私が「何故そうしないんだ」と切歯扼腕している制度です。
打ち出の小槌からでる金を除いて、全ての如何なる富も社会(本人以外の他人)から得られた筈です。
一方、「努力は報われる」という原理原則はどんなイデオロギーに関係無く、我々には必要です。
そこで100億稼いだら90億、1..000億稼いだら900億位の課税が、上記の前提を満足させると思いますが。出来ない理由は聞く耳を持つていません、こうしたら出来るとご教示お願いします。
| JFK緑川 | 2020/01/06 12:51 AM |









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