水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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私の残された時間

私が高校生の頃、クラスでもなかなか切れ者の友達が、
休み時間に、教室の黒板に、半死半生と書きました。
もちろん意味は、死にかかっている様のことです。
で、その半死と半生の間に=を書いて、半死=半生という意味だ、と説明するんです。

なるほど、半分死んでいるということは、半分生きている、ということである、と。
次に、それぞれを2倍する、と。
すると∴と書いて、(故にです、懐かしいですね)全死=全生となる。
ふむ、数式としては合っている。
でもちょっと違和感がある。
で、さらに彼は両辺から共通のものを消すと
死=生となる、と。
つまりだ、死ぬということは生きるということなんだ、と。
ちょっと訳の分からない哲学めいた結論になったんですが、
このばかばかしいお遊びがとてつもなく印象的だったんですね。

 

まちがいなく、生きているということは死を迎えることです。
お釈迦様が生老病死という4つの苦しみが、人の生き方に避けられないものとしてある。

なぜそうなのか、と言う疑問を解くために、修業を始めた、
と聞いたことがありますが、
確かに、なぜ生きているのか、なぜ老いるのか、なぜ病むのか、
そしてなぜ死ぬのか、ということの疑問です。
これを四苦と言います。
四苦八苦の四苦です。

で、この四つの苦のうち、生と老と病については
私も実感を持って理解できます。
経験しているからです。
でも、最後の死は未経験ですから、どんなだろうか、と、ある域興味津々です。
いや自ら死んで確かめようなんてかけらも思わないですが。

 

でも、当たり前ですが、年々そこに近付いて行っていると、正に実感ですね。

若いころは、生きるということの苦しみは確かに感じましたが、

それでも、健全な体があったので、なんてことなく過ごしてきました。

でも、老の段階を迎えると、やはり病がついてくる。

なるほどそういうことか、と納得します。

で、さらに、じわじわ迫ってくる人生の終焉を感じるようになるんですね。

と言うか、バタバタせずに迎えたい、と言う気持ちがその背景にあるんですね。

 

厚生労働省の統計の中に、日本人の平均余命表というのがあります。
これで見ると、平均的にではありますが、あと何年生きながらえることができるのか、
ということがリストで示されています。
ちなみに、平均余命とは、ある年の時にあと何年生きられるか、という平均値のことです。
よく、平均寿命が日本人全体の死ぬまでの年月と考えがちなんですが、
あれは、その年に生まれた赤ん坊の残された人生の時間のことです。
2019年の統計では、女性が87.32歳、男性が81.25歳ということです。

 

私の10番目の孫が暮の29日に生まれました。
娘夫婦から命名権をいただいたので、私の耀という字を一字入れて、
耀人・あきと、と命名しました。
ま、耀くような人生を送ってもらいたいという願いと
人を耀かせるような人間になってもらいたいという願いが込められています。

 

話がそれましたが、この耀人君が平均的に人生を送るなら、

あと81年と3か月の寿命がある、ということです。
で、人の余命の計算は、例えば、50歳になると、男性は82.7歳となり、
いくらか伸びます。
年齢を重ねれば重ねるほど、寿命は延びてゆきます。
男女の平均余命をざっと整理しますと、
60歳の場合、男83.8歳、女89.0歳
同じく70歳、男85.8歳、女90.1歳
80歳では、男89.1歳、女91.1歳
90歳では、男94.3歳、女95.7歳という風に、

頑張って長生きすればするだけ、平均余命は延びるんですね。
もちろん統計上の話です。

 

私の場合、そういえば今日が誕生日なのですが、76歳になりました。
したがって平均余命表によると、87.6歳ということになり、

あと11年と半年ほど命が残されているようです。
まあ、それほどぴんぴんしているわけではありませんが、
体の調子とうまく折り合いをつけ、そのぐらいの余命を楽しもうかな、と思っています。

 

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