水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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あと4000日

新年が明けて、最初の4日間、あっという間に過ぎました。
で、なんとなくスケジュールらしいことと言えば、
3日の日に開催した「水嶋家新春の集い」でしょうか。
私のDNAを引き継ぐ孫10人と、5人娘と、そのご亭主5人。
で、我がかみさんと私、かみさんの父上、計23人が出席義務者、というか対象者。
5女が出産後、退院したばかりなので、新生児とともに欠席。
で、2人分欠員があったのですが、それでも、20人余りが会食をするって、結構なイベントなんですね。
料理の準備やら、あれこれ、結構疲労困憊となりました。

 

で、次の5日から8日までの4日間、これもあっという間に過ぎた4日間だったのですが、
この間であったスケジュールは唯一、ラスカ5階のホールで7日の日に開催された、
商工会議所主催の新年賀詞交換会。
ま、一応、平塚市飲食業組合連合会の代表として出席しました。
毎年のことなんで、ざわざわと出席した人の中で顔見知りの人にあいさつする程度。
テーブルの上の料理もほとんど手を付けず、飲み物もビールをグラスに2杯ほど。

 

で、次の4日間の中でのスケジュールは、東京ガスの社員の方と
ひらつな祭出展のお願いのための打ち合わせをしたぐらい。
まあ、明日は同居の義父が96歳の誕生日(実際は10日)となるので、
そのお祝いをせめてケーキぐらいは準備しようかという程度のこじんまりした誕生会。
私の実父は、96歳で逝去しましたが、この時は、ほとんど介護状態。
傍で見ていて、いささかあちこちガタがきていたな、と思ったくらいでしたが、
この義父は、全く異常なし。
いまだ、昼間、マンションの目の前のパチンコ屋に出かけてゆくんですね。
何が驚くかっていうと、ともかく薬を飲んだことがない。
同居して6年ほどになり、いささか衰えてはきたものの、この間、
入れ歯を直すと言って、歯医者に掛かったのが唯一。
ともかく1粒なりとも薬を飲まないんですね。
つまり医者にかかっていない、ということです。

いや、その長生きぶりは目標にしたいくらいです。

 

で、なぜ、4日ごとの区切りで、この年の始まりを見ているのか、というと、
昨年、飲食店の組合員の仲間を対象に老後セミナーというのを開催したのです。
狙いは、老後の生活を迎えるにあたって、しっかりと計画を立てることが望ましい、と。
その第一歩となるのが、余命の認識です。
ですから、そのセミナーでは、開催の挨拶の次に行うのは、平均余命表(厚生労働省で公開しているもの)
によって、自分の寿命はあとどのぐらいか、ということを知ることなんですね。
もちろん平均ですから、その余命が保証されるものではありませんし、
逆に、それを超えて生きることは十分にありうることなんです。
でも、まあ、1億2千6百万人の生命動向ですから、
当たらざるとも遠からずなんですね。
よく分からない自分の将来の命の時間について、

客観的に判断すると言ったら、他によりどころになるデータはないんです。


そこで、先ずは人のことはともかく、自分自身の余命は、というと、
およそ11年から12年。
で、考えたんですが、ざっと4000日です。
さらに、風呂に入りながら、いつも思うのは、一日の過ぎる時間の速さです。
これといったこともしないまま、ただ食べて、テレビ見て、パソコンのキーボード叩いて、
一日2〜3の電話のやり取りをして、あとはごろごろ寝て過ごすわけです。
実際、仕事の現役のころとは異なり、
何しようと勝手な時間ということもあり、
放っておくとこれと言って何もしないまま一日が終わるんですね。
ま、気が楽と言えば気が楽ですが、充実感に乏しいと言えば乏しい。
実感として、1日を過ごすという妙な空白感を感じているんですね。
で、このあっという間の一日が4日続いたとします。
これまた、同じくあっという間なんですね。
改めて、4日単位の時間の過ぎ方を振り返っても、一日より4倍長い時間という実感がないんです。
4倍になってもあっというまだ、と。
ということは、これが十倍位になって、40日もきっと同じじゃないか、と。
もう、これといった歴然とした展開がある日々にはならないだろう、と考えたんですね。
ということは、400日も同じじゃないか。
さらに、4000日も同じだろう、と。
いやもっと悪いことに、日々過ごす快適さ、というのは、
老化とともに、障害が増えてくるだろうな、と考えると、
よほど、心構えとして、意味ある時間の過ごし方を考えなくちゃ、いけない、と思うんですね。

 

まあ、自分のことをかまうのはもう十分だ、と。
出来れば、少しは人を支える側に回っての4×1000回の日々にすべきではないか、
というのが、新年を迎えての思いです。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 14:11 | comments(1) | - | - | - |
江戸時代中期の学者、貝原益軒は85歳まで生を楽しんだそうです。織田信長が「人生僅か50年」と嘆いた(?)時代ですから85歳は、現代では135歳に相当するんだと思います。長寿の秘訣を「養生訓」に書き残しています。
1)腹八分目(勿論食事の摂取量)
2)セックスはほどはどに(量か質かは不明)
3)毎日を楽しく過ごす
4)3の為に充分な準備をする(ボーっとしていない)
年齢がスリーコーター過ぎの私にとって、2)訓は数年前に「免許返納」をしていていますが、残り三訓は、人生100年時代にとってバイブルと言って良いと思います。
私の目標は長生きすれば良いってもんでは無く(皆そうだ!)、「自活をして余生を楽しむ」事です。数年前に「永遠のゼロ」という映画を観てから、ご同輩の集いの別れ極の儀式を
1.私が叫ぶ「目標!介護度〜永遠の〜」
2.全員で絶叫「ゼロ〜〜〜」 
3.全員で拍手
新宿駅であろうが、場末の居酒屋の前であろうがこれをやるとマジ溜飲が下がります。
何時呼ばれても全く不思議でない我々ですが、一方一体何時まで生きるんだという不透明感をどんな風に克服(切迫感ゼロですが)するかは、貝原益軒先生の教えに従うのが良いと思います。
すなわち「私は先週、私立図書館から借りてきた大久保利通が何故、刎頚の友西郷隆盛を見捨てたかという本を読んでいたところなんだ」とでも言いながら、なんとか川を渡って行くってのがいいかな。兎に角やる事が無くて呼ばれていくのか、人生を楽しんでいる最中に呼ばれていくか大きな違いですね。
以上、人様の状況を横に置かして頂き勝手な理想だけコメントさせて頂きました。
| JFK緑川 | 2020/01/13 9:33 PM |









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