我が家のテレビは、SCNのあるコースと契約していて、
通常の地上波、BS、それとケーブルチャンネルの選択したものなど、
およそ50チャンネル分を視聴できます。
とは言え、見ないチャンネルも多く、見る頻度から言うと
地上波4:ケーブル4:BS2と言った比率でしょうか。
以前にも書きましたが、私はコマーシャルの時間が嫌いなんです。
ですから事前の情報で、見てみたいと思う番組は、出来れば録画しておきます。
なぜなら、それを見る時に、コマーシャルになると飛ばすことができるからなんです。
普段でもよほど内容に引き込まれた場合以外は、
コマーシャルの時間になると、ついチャンネルを変えてしまう。
コマーシャルで、それまでの流れがぷつんと切れるでしょ。
と、気持ちも切れるんですね。
なんかちょっとばかり頭の中に空白が出来る。
言いようによっては、それまでのめり込んでいた気持ちが、醒めると言ったらいいでしょうか。
特にドラマなどは、演出する側から言えば、ここでいったん休憩などと考えるわけがない。
ドラマを見る人に、ある気持ちの流れを作り出すのが、ストーリーであり、演出の意図であり、演者の演技なわけでしょ。
そこにコマーシャルで中断されることはなんだかんだとマイナスなわけでしょ。
私は、時に、肝心なところで入ってくるコマーシャルに悪意すら感じることがあります。
お前の売らんかなの姿勢が、せっかくの視聴者の心の流れをスポイルしているじゃないか、と。
ですからコマーシャルが流れると、ちょっとばかり冷静になる。
で、他はどうなんだ、とチャンネルを切り替えるわけです。
ですから、時にかみさんに、かちゃかちゃ変えるな、と叱られます。
まあ、民放テレビ局は、コマーシャルがその収入源ですから、
そこに背を向けて番組は作ることはないわけですが、
それにしても、せっかく勝ち取った電波枠を時に雑に扱ってないか、と思うんですね。
特に、ある時間帯のBSは、NHKをのぞいて、ほとんどはショッピング番組のことが多いです。
もちろん商品情報も情報の一つですから、意味がないとは思いませんが、
番組枠を埋めるには最も楽チンな手段なんでしょうね、安易すぎます。
こう言う番組づくりではおそらく製作費を持つことはないでしょ。
いわゆる完パケといって、すっかり編集まで終了しているパッケージをもらい、
ただ機械的に電波に乗せているだけのことです。
製作費はかからない、放映料はもらえるですから、旨い話なんでしょうが、
視聴者の本来のための電波の使われ方ではないでしょ。
そもそもテレビやラジオなどの電波は、限定されたものです。
やたらあちこちで電波が使われると、大混乱を引き起こしますので、
周波数帯によって、きちんと使い分けられ、放送できる電波の周波数は割り当てになっています。
当然ですがその許認可をもらって放送事業は成り立つのですが、
せっかく手にしたある種の権利を、局の無気力さによって、
ただ穴埋め的なショップチャンネルというのは、反省すべきでしょ。
深夜の時間帯で、緊急時には放送する、とかの文字を見ると、これはこれで納得できますけどね。
NHKの場合BS1とBS2があって、そのほとんどが同じ番組を流しています。
だったら、一つは放棄して、参入を考えてる民放に開放すべきじゃないか、と。
N国はこの辺をどう考えているんでしょうね。
さて、厳しい意見になりましたが、実は、ショップチャンネルで、うっかり買って、
あとで失敗した、と思った買い物が結構あるので、その恨みもあります。
まずビデオカメラ。
これは機能から見ると安い、と思って買ったんですが、
一年も使っていると、バッテリーが外れてしまう。
ガムテープかなんかで補強しているんですが、安物買いの銭失いだったと反省。
正月用にと、暮れに買った北海道の特産品詰め合わせ。
確かに品数はいろいろだったのですが、一品一品が質の悪いものばかり。
二度と買うか、と思いました。
日よけのネット。
これは網戸の網みたいなものですが、西に窓があるんで、遮熱効果があるんじゃないかと買ったんです。
で、張る寸前に窓からの景色が見にくくなるとわかって、使用中止。
テレビですから、物は見れるんですが、触ったり、ひっくり返したりチェックはできません。
やはり限界はあるでしょ。
問題は、これらネット及びテレビ通販などで、消費が進んでゆくと、
既存の商店がどうしても疲弊してゆく。
コミュニティの崩壊につながりかねないですね。
文明の進化とは、世相や社会構造音変化を伴うものですが、
基本は金拝主義に毒されてゆくんでしょうね。