水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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本を読もう

私は、湘南ケーブルネットワーク・SCNで、ボランティア組織による
番組制作をするSCNクラブというグループに所属しています。
ここでは大きくは、2つの番組を制作していて、
一つは、地震その時あなたは、という防災をテーマにした番組です。
で、もう一つは、その都度、地域の中でのテーマを取り上げて、
まあ、素人目で見たこのまちの一部を紹介するような番組で、
市民クラブTVという枠です。


で、クラブには7〜8名のメンバーが所属していて、

なんとなく、その時誰かがこんなテーマはどうだ、というと、
みな、声をそろえて、どうぞどうぞ、と、まるでダチョウ倶楽部みたいに譲ります。
まあ、でも誰かが声を上げなければ、話が進まないので、
割と気楽にテーマの案を言うもんなんですね。

で、私は、時間さえあれば、なんだかんだと作品作りは好きな方ですから、
あれこれ案を口にするわけです。
で、まあ、大体なんとか実現し、作品にしてきたんですが、
さすがにスケジュールが詰まっているときは、ちょっとばかり遠慮してしまうんですね。
で、この2月は結構暇そうだったので、声を上げたんです。

結果として、どうぞどうぞ現象が起きて、私の担当になりました。
大体大雑把な構想を前月には立てて、翌月に実際の撮影、編集となります。
私は機械がまるで理解できないので、編集はできません、局のスタッフ任せです。
でも、その分、なるべく編集する人と私の意図が近づけるように、
シナリオは、出来るだけしっかりと書き込みます。
まあ、その昔、大学時代に、演劇専修など専攻してきましたから、
シナリオや台本を書くのは、そこそこ経験があります。
まあ、お手の物、と言ってもいいくらい。


で、頭の中で、様々なシーンを想定し、文字に変え、さらに実際カメラで写すわけです。
とは言え、微妙に下手で、毎回反省することがあるんですが、
最後の最後は素人の作品だから、勘弁して頂戴、となってしまうんですね。

 

で、来月の番組制作担当になったんですが、今月は時間を作って、ビデオ撮影をしています。
作品名は「本を読もう」です。
このテーマを取り上げようと思ったのは、
何が基準か分かりませんが、79の国と地域であるアンケートが取られました。
その対象者は60万人という規模ですから、かなり大々的なものでしょ。
で、何を調べたのか、というと、15歳の子等に、学習到達度について調査したのです。
つまり、お勉強ができたかな、という調査です。
まあその内容は、いくつかの分野に分かれていまして、
大雑把な分類としては、理科・算数・社会・国語、みたいなことです。
でその中で、読解力という分類があるんですが、前回日本は8位でした。
ところが、これがなんと15位まで、落ちたんですね。
いやこれは問題だろ、と思ったんです。
読解力というのは、もちろん読んで字のごとしなんですが、
単純にそれにとどまらない。
なぜなら、言葉や文の中から、人の思いや状況や時に感情まで読み解くんですから。
物事を判断し、人の心を理解するわけです。
さらにその根底に、愛とか、思いやりとか、人としてのやさしさなどを培う基礎となるものなのです。
この能力が低下したというんですから、こりゃ問題だろう、と。

 

そもそも読解力というのは本を読むことで養われてゆきます。
言い換えれば、今の子は本を読まなくなったということですね。
確かに、スマホでゲームする姿はよく見かけますが、
公園のベンチに座って本を読んでいる子は見かけない。
これは何とかしなきゃいけないか、と。
そこでこの問題をテーマとして取り上げたんです。

 

まあ30分の作品を通して、もっと本を読もう、と呼びかけているつもりなんですが、
実際、作品構成に当たって、色々と事前調査をしますが、
驚くほど、本を読むということの効用があると分かりました。
私は、このブログでもたびたび白状してきましたが、およそ本を読まないんです。
ですから紺屋の白袴みたいな主張になってしまうんですが、
まあここは、後期高齢者にもなってしまい、ただの手遅れと、思ってください。
肝心なことは、これから未来ある子供たちに習慣作りなんです。

 

調べた中で驚いたことが、年収と読書量が比例する、ということです。
いや私はそうでなかった、という人がいたら、これは単なる統計ですから、
新コロナの致死率が2%で、ほとんど死なない、と言って安心するようなものです。
確率に過ぎないんですが、それなりの真実なんですね。
この年収と読書量については、様々な統計があることが分かりましたが、
そのすべてが、年収をいくつかの段階に分類し、

それぞれに応じた読書量の因果関係を突き合わせた結果、ものの見事に比例するんです。
もちろん、本を読む人の年収は高い、ということです。

データでは、大体5段階程度に収入を分けているんですが、
要約しますと、年収450万円以下の人の書籍購入費月額2370円、

年収945万円以上の人のそれは、4270円になります。
言い換えれば、金持ちになりたかったら本を読め、ということです。


また15歳の時、家に何冊の本があったか、という調査をしてるんですが、これも興味深い。
ちなみに大学卒業を基準にしていますが、
10冊以下23.1%、11〜25冊38.9%、26〜100冊53.9%、101〜200冊63.5%
201〜500冊72.3%、500冊以上76.4%、だそうです。
向学的な姿勢というのと、身の回りに本がある、もしくは親が本を読む習慣がある、
と言ったことが大きな影響を与えているわけです。

 

なんとか、子どもたちの本の世界を感じ取らせたいと、

読み聞かせをしている人たちがいます。
これらの人を取材しているんですが、
それぞれの思いがあって実に興味深いコメントが寄せられています。

3月1日からSCN、ケーブルテレビで放映されます。
是非ともご覧ください。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 23:51 | comments(0) | - | - | - |









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