水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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正しい判断のための判断

人はさまざまな条件、感情を持って判断をします。
時にその基準は、損か得かの損得勘定であったり、
正しいか、間違えているかの正邪的なモラル観であったり、
立場ば、地位などの保全の為であったり、
逆に、滅私的で、愛する人たちを守る為であったり、
実に多様な要因で判断を下します。

何もそうおおげさなことでなくとも、多かれ少なかれ私達は様々な判断をしていますでしょ。

 

今日のランチをどこで食べるか、なんてことも判断です。
いやいやもっと言えば、朝起きて、白いトレーナーを着るか、

ベージュのトレーナーを着るかなども、判断と言えば判断ですね。
ま、趣味趣向と言えばそれまでですが、

そのレベルまで考えると、すべてが人の判断で動いてゆく、という事でしょ。

 

ある年、その国のブレーンが集まって、ある提言をし、
その国の大統領が、よし分かった、それでは開戦のための準備を進めよ、と言ったら、
その国は戦争に突入してしまうわけでしょ。
ある人、もしくは人々の判断ですよね。

 

昭和1941年12月に真珠湾攻撃によって日本は太平洋戦争に突入し、
終戦までの3年8か月の中で、310万人の国民を犠牲にしましたが、
この時に、開戦を判断した人たちは、310万人を死に追いやるということが
予見できていなかったんだと思うんです。
結果として、まさか、ということだったわけです。
この戦争を開始し、遂行したことに対する判断ミスは、
死を以て負うべきである、という東京裁判の国際検事団もまたそのように判断したわけです。

つまり、すべてが判断によって事がおこり、それがいいか悪いかも、のちに判断されるわけですね。
それだけに、トップの判断は重要なんです。
これは小さいながらも企業でのトップの判断、
ある団体のトップ、国や自治体のトップの判断、
時に権力機構的な、司法諸機関のトップの判断、と言うのが事を大きく左右させます。

特に、政治家と言われる人々、まあここでは国会議員と言えばいいでしょうか。
また、そのトップである総理大臣など、トップ中のトップの考えというのは、
時にその判断によって、誰にどういう影響を与えるのか、と言う斟酌とともに、
その結果を見通す力が求められると思うんですね。

 

かつて、クリントンが大統領在職中に、例のモニカ嬢との不適切な関係になった事件がありましたね。
そういえば、そういう状況を不適切と表現するんだ、という言葉の使い方を学びました。
ま、それはともかく、あの時に、大統領の資質を問われ、正にクビ寸前までいったでしょ。
私はあの時、トップの人間の望ましい資質ってなんだ、と考えさせられたんですね。
大統領と言うのは、大統領とししての判断力と実行力を求められるわけでしょ。
で、その中に、下半身のモラルも含まれるのか、ということです。
いやここれとて健全な方がいいに決まっていますが、選択肢として、2択あって、
下半身が不健全で、大統領としての選択が適切である、と言う人と、
下半身は健全だが、大統領としての選択が適切とは言い難い、というのの選択をするとしたら
どっちを選ぶんだ、ということですね。
結果として、クリントンは大統領職にとどまりました。

私はアメリカ国民は正当な判断をした、と思っています。

 

実は、世の中そういう選択を絶えずしているんです。

そんなあれこれ色々な資質を要求しても、

すべての条件を兼ね備えている人っていないと思った方がいいでしょうね。

 

先日、NHKのクローズアップ現代を見ましたが、
その時のテーマはトランプ大統領再選に向けての戦略についてでした。
で、驚いたんですが、その中心的なテーマが、電子たばこの容認、ということだったんです。
選対では、選挙戦に勝つために、投票者、つまり有権者の意向に沿おうとします。
その方が票が獲得できるからです。
で、様々な調査の結果、電子タバコの愛好者の数が算出され、その数が確保できると、
選挙を有利に進められる、と判断するんですね。
そこで、今まで電子タバコに否定的だったトランプは、電子タバコを容認することで、
当選に必要な票を確保できると分かると、電子タバコ容認の政策を打ち出すんです。

私は、それはないだろう、と思いました。
当選したいがために、政策を変えるんです。
そもそもトップの在り方は、ある政策を実現し、

それによって、国家が力を持ち、国民が幸せになる、ということがストーリーでしょ。
でも国民の健康(電子タバコもいまだに健康被害があると言われている)よりも、

自分の地位の保全が優先するんです。
何かをするための地位のはずが、ただ地位を得たいがための判断となると、本末転倒でしょ。
なんか、いやなものを観てしまった、と思いました。
不相応な判断をする人を、本気になって、あの国は選出するんだろうか、と。

 

ま、日本も似たり寄ったりですが。
質の悪い国会議員がしばしば問題なりますが、
その議員はその地方でそれなりの評価を受けたわけですね。
まさにこれは地方の判断で国会議員になったわけです。
押しなべて、国民の判断が、自国のトップを選び出している、と言うのが現状なんですね。

結局、望ましい判断を国民がしているかどうかなんです。

正しい判断をするための判断をすることです。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 14:02 | comments(0) | - | - | - |









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