水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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日本の民主主義度

地球上のあらゆる地域は、南極を除き、国として統括されています。
その数196。
もっともこれは日本が政治的な要因も含め、国として認めたところです。
自称国家などもあるようで、それら非公認(日本として)も含めればおよそ220。
で、それぞれの国では、国の運営システムとして、ある考えで管理、統治しています。
その大半が民主主義国家です。
あの北朝鮮でさえ、朝鮮民主主義人民共和国、と名乗っています。
どこが民主主義国家なんだ、と思いませんか。

 

ま、中身はともかく、民主主義としては様々な形態がありますが、
結果としてどのように運用されているのか、ということが問題なわけです。

基本的には、民主ですから、国民に主権が存在している、ということです。
ですから、主権在民とある意味同義語で、国家のかじ取りとしての判断は、

国民による、という意味となります。
とはいえ、国民の意志は多様に分かれますから、
じゃあ、何を基準に国家としての判断を下すのか、
と言うことになるでしょ。
そこで、様々な国家運営のシステムが、国によって選択されているんですね。

 

大統領制だと、その国のトップを国民が直接選挙する国もあれば、
日本のように、議院内閣制で、トップは国民が選択した議員によって選出される、
と言うシステムのところもあります。
ま、いいか悪いかはともかくですが、それぞれの国の生い立ちやら、
その国での民主主義成熟度によって、様々なシステムになっているわけです。

先日ご逝去されました元総理大臣の中曽根さんが、若き議員時代に、
かつて、首相公選論をアピールしたことがありました。
たしか、昔むかし上越線で、旅行した時に、田んぼの真ん中に
首相は国民が直接選ぼうとか、書かれた野立て看板を見た記憶があります。
ま、ともかく、その願いは実現することがありませんでしたが、
もし日本が、首相公選制をとっていたら、
日本の国は、今とは違った形になっていたかもしれませんね。

 

さて、じゃあこの国は、真の意味で民主主義的な国なのか、と言う事でしょ。
現在の、まず国会議員を選出し、その議員の選択によって首相を決める、と言うシステムは、
見方によっては、間接選挙ですから、選挙人を選出する、という、
ややアメリカ的手順になっているでしょ。
もっとも、それが故、かつての自民党のように、首相任期実態1年と言う事を繰り返しましたが、
間違えた選択をした、と思っても、4年も5年もその人の判断のもとで、国家運営が行われたら、
これまた修正が大変ですよね。

韓国がいい例でしょ。

パククネがよろしくない、とすれば、膨大なエネルギーがかかる。

で、文ちゃんでいいのか、となると、これまた、なかなか厳しい現実をうけ止めざるを得ない。

基本は5年待つわけでしょ。
その意味で、最良のシステムである民主主義と言うのは、なかなか答えが出せませんね。

 

さて、システムとしては日本の現状で良しとしたうえで、
現在の日本の民主主義は健全に行われているのか、と考えてみましょう。
おそらく、大半の人は、疑問があると思うんです。
国会での様々なやり取り、内閣が握っている人事権。
なかなか手が出せない官僚の社会。
多少の嘘もそのまま通る国会議員の社会。
一度付託したら、原則4年、もしくは6年の任期を渡してしまう。
途中とてつもない資質の人間である、と分かっても議員辞職せず、居残ってしまえば、
その人は1票を行使できるわけで、民意を付託する事は出来ない、と思っても、
もうどうにもできないわけです。
さらに、官僚に関して言えば、彼らの判断というものが、どうも理解できかねることが多いんですね。
公文書の改竄とか、隠蔽とかそんなことより、判断そのものです。
実態からかい離している事象は山ほどあるわけで、私達は、
彼ら官僚のさほど良いとは思えない判断のもとに、暮らしているわけです。
ここのところはなかなか手を出せない別世界になっているでしょ。
彼らが判断し、議員に上奏し、国会でルールとしてまとめられる。
もちろん優れた判断が圧倒的に多いのでしょうが、
それでもどこか、国民の中に不満を感じることがあるでしょ。
その基本は、官僚の判断の結果なんですね。

 

このたび、デモクラシー・インデックスという民主主義実践度を数値化した
評価が公表されました。
これには、総論として、世界でデモクラシーは後退している、としています。
この評価は、さまざまな要素を評価し、その総合として10点満点でスコアを算出します。
気になる日本の評価ですが、前年同様の7.99でしたが、順位は少し後退し、各国の中で、24位。
まあ自慢できる順位じゃないでしょ。
この日本への総評の中で、欠陥を抱えた民主主義国、と言うラべリングに括られました。

 

ちなみにベスト5は
1位、ノルウェイ 9.87 2位 アイスランド 9.58 3位スウェーデン 9.39
4位 ニュージーランド 9.26 5位フィンランド 9.25 と言う事でした。
何かにつけて国際評価をすると、何時も上位にランキングされる国が、相変わらず上位にいます。
例えば男女平等度、とか、教育充実度とか、まあ何でもいいのですが、

これらの評価で日本はなかなか上位になれない。
そしてこれらの北欧の国を始め、ランキング上位の国が常連であると言うことは、
もしかすると、民主主義度がその根底にあるんではないか、と思うんですね。
男女平等をむきになって政策的に推し進めても、その根底である民主主義度が、未成熟だと、
どうも成果として現れにくいのではないか、と感じました。

ま、民主主義の成熟度が、その国のシステムを決めてゆくのです。

 

ちなみにワースト5です。

チャド 1.61 シリア 1.43 中央アフリカ共和国 1.32 コンゴ共和国 1.13
そして最下位は北朝鮮 1.08 でした。

まあ国のトップの顔ぶれを見てみれば納得です。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 13:24 | comments(0) | - | - | - |









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