水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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西からやってくる

中国で、H5N1型の鳥インフルエンザが発生したようです。
実は、これもまたコロナウィルスの一種で、相当にあくどいやつなんですね。
このH5N1の鳥インフルエンザは、人類の目の前に登場したのが、2003年。
以来、17年間で861人が発症しています。
もっとも最近はきわめて少なくなっていますが、それでも、ぽつぽつと発生するんですね。
この861人の発症者のうち、455人の方が亡くなっています。
なんと53%の致死率です。
凄まじく強力なウィルスでしょ。


今回の新型コロナウィルス(WHOで命名しました)の騒ぎで、
たびたび引き合いに出されているのがMERSにSARS。
なんとなく、異次元のウィルスと思いがちですが、
そもそも分類としてはコロナウィルスの仲間なんですね。

で、WHOにはこれらの発症者が出ると、各国から報告が届いて、
いわば世界の最新感染症データが管理されているんです。
それによりますと、
2月1日 中国でH5N1の鳥インフルエンザ発生。
2月10日 中国でH5N6の鳥インフルエンザ発生。
2月10日 アラブ首長国連邦でMERSで2名発生。
2月12日 コンゴ民主共和国でエボラウィルスで5名発生。
などなどです。


つまり、もうすっかり過去のものと思っていたエボラもMERSも
決して撲滅したわけではないんですね。
地球上の片隅とは言え、人間様に取りついて悪さをしているわけです。
ま、しいて言えば、対処療法が少しづつ改善されているので、
爆発的な広がりや、それによる致死性はいくらか軽くなっていますが、
ま、それでもやはりちょっとばかりやばいでしょ。

 

そもそもが、私たちが日頃引く風邪ですが、
その2割前後は、ウィルスによるものだそうです。
つまり、なんだかんだと、様々なウィルスがその辺を漂っているわけで、
それにかかって体調を崩したり、時に重篤な症状なったりと、健康被害として、
なんとなく、日常的にありがちなこととして、軽く受け止めてきましたが、
実は、ウィルスの仕業によることが多いんですね。

 

一番の問題は、余りに平常的に発生するため、軽くとらえがちなのが、インフルエンザです。
日本でも最近、1シーズンにインフルエンザでの死亡者数は、ほぼ3千人なんです。
軽く見てはいけない数字でしょ。
アメリカでは、18/19シーズンで、1500万人が罹病し、14万人が入院し、
そのうち、8200人が死亡したんですって。
こんな重大な出来事が発生しているのですから、
いまさら何が新型コロナウィルスだ、と思いませんか。

 

ともかく、どうも風邪というあいまいな病名で済まされてきましたが、
昔から、これらのことは繰り返し発生していて、
特に、日本にとって、中国はその病原菌の発生源になっているらしいんですね。

 

もう済んでしまいましたが、1月7日には、七草の節供と言って、七草粥を食べる風習がありましたが、
この七草粥を用意するのに、江戸のころ、庶民の間で歌われていたいわゆる作業歌がありました。
何か作業する時に歌う歌です。
私は、20年ほど前に、この歌を知っているというおばさんに出会い、
眼の前で歌ってもらったことがありました。
素朴な節で、いかにも口伝的な古謡と言う感じでした。
で、この作業歌はどんな歌詞かと言うと、
「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」
と歌いながら、摘んできた七草をまな板の上で、包丁でたたいたんだそうです。
これは細かく刻んで食べやすくするのと、板をたたいて音で脅して、鳥を追い払う、
と言った意味が込められているのだとか。
で、これはまさしく、中国から飛んでくる渡り鳥が、良からぬ病を持ち込まないように、
と言ったことなんですね。

 

江戸の頃はやったされるコレラも、この現代に至って、鳥インフルで養鶏場の鳥を処分するのも、
全部、西の方面からです。
つまり、病原菌は大陸から渡ってくると言うのが、歴史だったのです。

 

| 水嶋かずあき | - | 11:36 | comments(0) | - | - | - |









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