水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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インフルエンザはどうした

実は、不思議に思っていることがあるんです。
以前にも、このブログに書きましたが、
インフルエンザと言うのが、毎年、11月ぐらいからぽつぽつ発生し、
12月から1月にかけて拡大し、3月ぐらいには、治まる、というパターンを繰り返してきました。
したがって、これは年をまたぐので、2018年から始まり、2019年に治まる、ということになるので、
18/19と言う表現をします。


よくどこかで知り合った人に年齢を聞いて、自分と同じ年だったとすると、
私は昭和19年生まれです、と念をおし、そうすると18・19年のどちらですか、
などと生まれ年の確認をすることがあるでしょ。
まあ、早生まれがまじるので、こう言う表現になるのですが、
これに近いものがあるんですね。


ともかく、インフルエンザと言うのは、決まって、こう言うシーズンの動きをする。
ちなみに、最近数年間、日本でのインフルエンザ死亡者数は、

1シ−ズン3000人を超えているんですね。
きっとこれからもそうです。
ま、その意味では、妙に慣れてしまって、ごく普通の数字と捉えられがちです。
とは言え大変な事なんで、インフルエンザには、国は結構神経を使って対策をとっています。
まず、日本中の医療機関およそ5000カ所をインフルエンザ定点医療施設として指定し、
インフルエンザの患者が何人やってきたか、ということの報告をすることになっています。
したがって、昨日5人来た、とすると、当然この数が報告されます。
きっと厚労省のどこかの部署か、国立感染症研究所とか、まあしかるべきところの報告が上がるのです。
で、ここで全国からの報告を集計し、その傾向としての状況を公表、
感染拡大を防ぐために、不急不要の用事以外は人ごみに出るな、とか、手洗いうがいをせよ、とか、
ワクチンの情報などを流すわけです。
つまり、日本の5000もの医療機関と厚労省はホットラインを結んでいて、
時々刻々と変化する状況の把握をすることができる、というわけです。

 

で、不思議に思ったことなんですが、
いわば、この2月後半は、インフルエンザシーズンで言うと、ピークの真っただ中。
言いかえれば警戒警報発令中なわけです。
でも、いくら耳を澄ましても警戒のサイレンがよく聞こえない。
もしかするとそういう情報を見落としたのか、とも思うのですが、
ネットでいくら探しても、それらしきものが書かれていないんですね。
世間はいつもほど気にしていないのです。

でも、どう考えても、いつものインフルエンザが、動きを止めるということ自体ありえないでしょ。
コロナ肺炎の陰に隠れて、表立った情報が目立たないのか、
それとも、コロナに押されて、インフルエンザウィルスが、いつものような活動ができないのか、
どっちなんでしょうね。

妙なことは、今シーズン(まだ最中です)の感染拡大度は、例年の3分の一程度なんです。

 

話は変わりますが、私達、食品衛生関係者としては、一番気にかかるのが、食中毒です。
で、この食中毒に一種に、ノロウィルスという厄介者がいて、
冬になると、活動が活発になる。

コロナやインフルエンザ系のウィルスと同じようなもんです。
で、したがって、ノロウィルスを原因菌とする食中毒も、同じように何らかの情報が発信されるんですが、
何故か、なぜかですよ、今年の発生は極めて少ないんだそうです。
で、仲間内では、これだけ異常に少ないということは、
コロナ軍との戦いがあって、ノロ軍は負けてしまったんじゃないか、とか、
みんな、急にマスクをしだし、手洗いをするようになったので、
そのせいで、ノロの出番が減ったんではないか、とか、噂しているんです。
まあ、ありうる話ですよね。

要するに、インフル軍もノロ軍も、コロナ軍の活躍に、圧倒されているんじゃないか、
と言う感じですね。

 

ま、いずれにしても、そこそこの犠牲を払うことになりそうですが、
コロナ騒ぎで、公衆衛生の概念がレベルアップしたということは、いいことです。

 

さて、日本はすでに武漢化してしまいました。
残念ですが、私はやむを得なかったと思っています。
人間の体が、新規の侵入者に対して免疫力を発揮して、原則として排除するわけですが、
それには時間がかかるんですね。
それと同じです。
日本の社会と言う有機体で、新規の侵入者にたいして、
どう戦って排除するのか、ということに対して、
一つの経験から、対応策を整備し、それが有効になるには、それなりの時間がかかるということです。
まあ、今回のことは、それで言うと、いずれ有効策を手にすることができるはずですし、
それまでの、ちょっとしたミスは、学習のための経験に過ぎないのですから、
やれ厚労省がどうの、政府の対応の未熟さがどうの、と非難すべきではないのかもしれませんね。
それより、すでに侵入されてしまったんですから、そこの対策に全力を向けるべきでしょ。
少しマスコミはうるさい。
担当者に余計な神経を使わせてはいけないですね。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 09:55 | comments(0) | - | - | - |









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