水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
<< 東京五輪音頭2020 | main | いよいよ病膏肓に入ってきました >>
四苦八苦

お釈迦様は、もともとシャキ族(より正確にはシャーキヤ)という
インド北部の小王国を支配する王家の王子でした。
で、子供のころから、人としての生きざまを思索していたようです。
長じて、その気持ちはますます高まり、
王子として王国の継承より、人生のさまざまな疑問を解くために
出家したいと望むようになります。
ある時、父王に、出家したいと申し出ます。
人はなぜ老いるのでしょうか、
人はなぜ病むのでしょうか、
人はなぜ死ぬのでしょうか、
そして、人はなぜ生きてゆくのでしょうか、
この疑問を解きたいのです、と出家の理由を述べたそうです。

 

これを生老病死と言い伝えられてきました。
いわゆる四つの苦しみとして四苦と言われています。
ま、その後さらに、八つの苦しみが加えられ、四苦八苦と言います。

ともかく、お釈迦様は、結局、カピラ城に妻子を残したまま、29歳の時に出奔します。
そして、6年の歳月を経て、大いなる悟りを開くことになるのです。
つまり、四苦の疑問を解くことができた、とも言えます。

 

さて、なぜ生きるのか、なぜ老いるのか、なぜ病むのか、なぜ死ぬのかの
四苦のうち、老病死の三つは、基本的に因果があって、
年を取ると病気にかかりやっすくなる。
病気に掛かれば死を呼び寄せてしまう。
つまり、人生の老後に一挙に3つの苦がやってくるわけです。

 

私はすでに後期高齢者の領域に入っています。
つまり十分「老」なんですね。
特に肉体的な衰えは、情けないほど自覚する毎日なんです。
まあ、誰もが経験すると思うのですが、
知覚器官の劣化ですね。
目は老眼になり、あんなに何でも見えた視力は衰え、
ちょっとでも暗かったりすると、読みづらい。
そもそも小さな字が苦手になり、ハズキのルーペを手放なせなくなりました。
聴力の衰えは顕著です。
もう20年も前から耳鳴りが始まり、最近ではその音量が進行し、
もしこれが外部から聞こえてくる音だったら、
普通、寝れないだろう、というくらいの音量になってきました。
特に、難聴の傾向があって、普通の会話で、しばしば聞き取れないことがあります。
テレビなど、聞こえる音量にすると、いかにもうるさいので、
仕方なしに、文字表示のできる画像にしています。
まあ、時にこの文字が画面上の一部を隠すわけですから邪魔になるのですが、
仕方ないですね、分からないよりいい。


筋肉の衰えは言うまでもありません。
瓶詰などのふたを開ける手の力も無くなりましたし、
3時間も立ち仕事が続くと、もう腰が痛くなってきます。
ここまで衰えると、さすがに体力維持のための何かをしなくちゃ、と思うようになりました。

 

そして何より、物のとらえ方です。
価値観などと言うものは、そうそうは変わらないものです。
年を取ると多少は丸い考えになるかというと、
あきらめに近い見方で変わることはあっても、かえって頑固になったりするものです。
ただ、そういう思考の老化現象を超えて、世の中の進歩が速く、
例えばですが、キャッシュレス時代が来るんだろうな、とは思いつつ、
やはり財布の中に、そこそこの現金がないと不安になってしまうと思うんですね。

 

とまあ、間違いなく年取ってきたわけでしょ。

しかも、肉体的な衰えばかりでなく、持病を抱えています。

医院の診察カードは1ダースを超えています。

さらにお薬手帳なるものを持っていて、基本的に薬を飲まなくてはいけない。
もう、十分「病」の段階にも入っているわけですね。
否応なしに、老と病はセットになってしまってくるわけです。

 

そして最後の「死」ですが、
これはもう、考えとしてどう受け止めるか、だけのことでしょ。
老とか、病というのは、現実的な知覚を伴いますが、
死というのはそれがない。
ですから、お釈迦さまも、死そのものではなく、
死という現象をどのようにとらえるのか、という事を悟ったんだと思うんですね。

そして、そのことをお釈迦様はこ言考えていたようです。

 

ある時、弟子のひとりが、こう言う質問をします。
人って、死んだらどうなるのでしょうね、と。
お釈迦様は、それにこのように答えます。
そんなことを考える必要はない。
今をきちんと生きることが大事だ、と。

これはしばしば仏典に登場するやり取りなんですが、
そのたびにお釈迦様は、答えなかったそうです。
ですが、後世の人間が、あの世の絵を描き始めましたでしょ。
涅槃図みたいなものです。
少なくとも、様々な資料からは、あの世について具体的に語ったという記述はありません。

 

そう、いかに今を生きるか、という事なんですね。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 09:19 | comments(1) | - | - | - |
難聴の件でコメント侵入ます。我が家に90歳の岳父が引っ越して来ましたが、膝にダメージがある以外は介護度も要支援もゼロで「なんだそれ?」というほど矍鑠(かくしゃく)としています。居間のテレビを大音量35で日がな一日見ていますが、一応二重ガラスの窓なので近隣への騒音は免れていますが、家族が音(勿論音量でなく「ね」)を上げました。ネットでヘッドフォンを検索していたら、犬の首輪の円周が三分の一ほど欠けている見慣れぬ画像にヒットしました、「ネックスピーカー」と書いてありました。速攻電気屋に赴きSHARPのサウンドパートナー/¥13.000を購入しました。ブルートゥース製品なので全てのスイッチや充電口などが、小さくて保護色であり高齢者には操作が難しい欠点がありますが、大音量を多少気兼ねしていた本人は我が意を得たりと、外出、入浴、就寝、以外は首輪(ネックスピーカー)を肌身離さずかけっぱなしです。
我が家には6匹の猫がいますが、さながら大型で二足歩行のペットが一頭増えたかのような様子です。
ドイツ製の高価な補聴器を与えても、うっとうしい不快感で使用しないという話を良く聞きますが、私が補聴器の世話になる頃までには新種のおしゃれなネック補聴器が商品化される事を願って止みません。ブルートゥースは雑音を拾うという欠点もその頃はクリアーしているでしょう。





| jfkjfk緑川 | 2020/03/30 11:19 AM |









   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE