水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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即決即断の資質
政治というものの基本は、公平性につきます。
単純なメカニズムを言えば、大いに稼ぐ人から税という手段で持ち分を確保し、
それを、稼げない人の足しにすべく分配する、ということです。
つまり、政治によるある判断は、バランスがどこでとれるのか、という判断でもあるんですね。
ある一方に偏った選択は、非難を浴びます。
つまり、新たな政策が提案されると、それによって不利になる人、有利なる人が生まれます。
稼げない人の足しにすべく分配するものの既得権という厄介なものもあります。

たとえば、今度のコロナの対策で、
営業自粛という方針を打ち出しますと、当然、自粛をする企業、店舗からは不満が出ます。
そこで、そのマイナスをいかに補うか、という対案が出されます。
ある三流芸人が、ネットで訳の分からない主張をしていました。
彼曰く、休業補償を前提として、自粛案を出せ、というんですね。
休業補償という制度を煮詰めるのに、どれほどの時間が必要かでしょ。
それこそ不平不満が出ないためのバランスをとる作業です。
結論がでるころには、拡大がどれほど進んでいるかでしょ。
政治の基本メカニズムを、いいか悪いかもふくめ、知らなすぎる。

さて、政策が公平であるべきは言うまでもないのですが、
実態に、公平に対応できるか、というと、ここが難しい。
要するに、幾分か余分な補償を与えてしまう場合もあれば、焼け石に水といった場合も考えられます。
何より、その補償の源泉は、みんなが納めた税金です。
言い換えれば、俺が払った税金を、そんなことに使うな、という感情も一方には生まれるんですね。
ここが公平性をいかに保つかの難しいところです。
まあどんなことも、100%バランスの取れた政策というのは存在しません。
ですから、そこは人のなせる業で、多少の凸凹が生まれるのは仕方ない。
要は問題解決に有効なのかどうなのか、という観点が優先されるんですね。
さて、今回のコロナに対する政策的な視点でチェックをしてみましょう。
まず、おおざっぱな分類をしてみれば、これは昨日のブログにも書きましたが、
二つの対応が必要です。
一つはAチーム担当で、いかに感染を防ぐか、という政治的判断が必要な分野。
政治チームとしましょうか。
もう一つはBチーム担当で、感染した人への対応で、医療的能力が求められる分野。
医療チームです。
たとえば医療用のマスクや防護服が不青くしている、という実態のもと、
医療チームから要求があれば、これに対応しるのは、政治チームです。
この、政治チームが判断すべきことと、医療チームが判断すべきことを
混同させないことです。
たしかに、このような極限に近づいているときは、両チームの相乗的な選択案が必要だと思いますが、
逆に、そこは割り切って、いかに感染拡大を防ぐか、
いかに治療に専念するか、にそれぞれ特化してもいいのではないか、と思います。
もちろん、そのバランスと相互の意見の交流はだれかトップがはかりますが、
各チームの考えは、なるべく少数の人の判断が望ましいと思うんですね。
たとえばです、これを国会で議論したとしましょうか。
ご存じの通り、議論をする時間、その内容は今まで国会でのやり取りをちょっとでも垣間見た人はお判りでしょうが、
驚くほど手間暇かけます。
それは、大人数で議論するからです。
よく、何とか審議会のようなものが開催され、中央に安倍首相が座り、
その左右に補佐的な政治家が座り、ずらりと囲まれた机には30人ぐらいの関係者がすわり、
あれこれ意見を言いますが、実質的な煮詰めはほとんど行われません。
規模が違いますが、
わたしも、今まで市の何とか審議会に何回か出席しましたが、
およそ数十名の出席者が、いいとこ1時間半ぐらいの会議時間で発言するのは、
一人数分の時間が限界です。
ある意見に対して煮詰めをするなんてほとんどしません。
そしてそのたび思うのですが、これは会議ではない。
出席者の一言挨拶会だ、と。
しかし、なぜかこの形態が民主主義だと思っているんですね。
そもそもの意見を集約する会議形態が決して望ましい形になっていないんです。
このことは、決議決定を遅らせる一つの要因で、何かと遅い決断の政治判断となってしまいます。
もちろん、少数による専横的な決断も問題でしょうが、時と場合によるでしょ。
今回のコロナ騒ぎの中で、北海道知事、大阪知事の判断が評価されていますが、
一つは若い人の価値観も影響していると思うんですね。
じじい連中の、事大主義的対応では、ちっとも民主主義でもないし、一見大勢での結論の如く見えても、
実は極めて専横的な判断になってるんですね。
きっと、北海道も大阪も、そのあたりのバランスが取れているんだと思います。
理由は何であれ、東京の判断は、きっと後手になってくるんじゃないか、と感じるんですね。
これは知事の資質です。
要するに、迅速な決断と取るべき政策の選択肢が適切であることは前提ですが、
即決即断ができる方法を優先すべきだと思うんですね。
まさにこれこそ政治家に求められる資質じゃないですか。
| 水嶋かずあき | あれこれ | 09:53 | comments(1) | - | - | - |
マスクなら誰でも自分で、たやすく作る事が出来そうです。マスク枯渇時点で材料と製作説明書と配付方法(弱者のみ完成品)段取りして、自治体が「皆でマスクを作ろう」特別事業を行う、ってな対策をすべきと思いました。
何でもかんでも国家がしなきゃならないなんて稚拙ですね、根幹部分だけ押さえて、この国難は国民を巻き込んで一丸となって難題に取り組むべきスキームを駆使するべきでした。そうしていたなら今や都市封鎖間近な我々は、暇に任せてひたすらマスクマニファクチュアに励み、作り過ぎてマスク輸出国になっていたでしょうし、世界保健機構から感謝状をもらうは、中国、韓国、北朝鮮には無償提供して大きな貸しを与えるは、禍転じて福となしていたでしように。残念!
| jfk jfk緑川 | 2020/04/02 1:28 PM |









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