水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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幸せの黄色い帽子
実に、ばかばかしい仮定なので読み飛ばしていただいて結構なんですが、
ふとこんなことを考えました。
ばかばかしいというのは、あまりに非現実的なことだからです。
くどいようですが、100%ありえないことです。

さて、それは、新型コロナウィルスの陽性ではないか、と不安になった人がいたとします。
というのも、社内で陽性と診断された人がいて、仕事上時々打ち合わせなんかしたことがあったのです。
ただ、自覚症状と言えば、多少、味覚嗅覚が鈍くなったかな、という程度。
発熱もないし、息苦しくもなっていない。
しかし、濃厚とまでいかないまでも接触はあった。
いろいろ考えると、感染していないという保証はない。
そこで、保健所に相談したものの、なかなか次に進めない。
今度は直接医療機関に行き、陽性の人と濃厚な接触を繰り返した、と、いささか大げさに話をして、
何とか頼み込んで検査をしてもらったとしましょう。
で、その検査結果は、無症状ながら、陽性と診断されたとします。
そこで、じゃあ早速病院で治療をしてもらえるのか、と思ったら、
現状ではこの程度では自宅待機となります、と。
要はトリアージが具体的に始まっていたのです。
その程度の人は、隔離施設とか病院とかでは受け入れない。

陽性になったと聞いただけでショックだったのに、医療を受けられないということになる。
いや困ったな、と思っていると、こんな条件を突き付けられたんです。
ま、これが今日のブログはばかばかしいという理由です。
検査をした病院でこんなことを言われます。
「自宅でできる限り静養していてください。どうしても外出しなくてはいけないときは、
この黄色い帽子をかぶってください。」
と言って黄色い帽子を渡される。
フリーサイズのニット帽のようなものです。
「なんですかこれは?」と聞き返すと、
「私はコロナに感染しています、という印なんです。」
「ええ!で、かぶらなきゃいけないんですか?」
「はい、かぶっていただきます。」
「いやだと言ってかぶらなきゃどうなるんですか」
「その場合、今後症状が悪化した場合でも、次の診療を受けることができなくなります。」
「ええ、ということは場合によっては死ね、ということですか」
「ま、場合によってはそういうことになりますね」
「ちょちょっと待ってください。こんな帽子かぶって出歩くのは恥かしいじゃないですか」
「今は恥ずかしいとか言ってる場合ではないのです。」
ということになったとしましょう。

この人は、とりあえず自宅に戻りますが、言われた通り、極力自宅待機を心がけます。
でも、どうしても用事がある、というときは、恥ずかしながらこの黄色い帽子をかぶって出かけます。
恥ずかしいですから、とてつもなく大きなマスクをかけて、
なるべく傍目で誰だか分からないように、一種の変装をします。
と、町に出ると、この黄色い帽子のせいか、人が避けるように歩いてゆくんですね。
時に立ち止まって、通り過ぎるまで動かない。
町の人は、こういう黄色い帽子をかぶった人は保菌者ですから、遠巻きにしている。
最低でも、ソシアルディスタンス、そのころは3メートルと言われていたんですが、
これを保つ。
と、いうことで、コロナは徐々に抑え込むことができるようになった、ということです。
ばかばかしい話でしょ。
要するに、コロナは1万分の1ミリという大きさですから、見えない。
その見えないものをいかにして避けるか、ということは不可能です。
ですから、今は、多分こういう距離を保っていれば、かかりにくい、という一種の概念で、防御しているんです。
でも、目に見えていたら、防御も楽でしょ。
あれだけ3密を避けよ、と言われているのに、
この週末、あちらこちらで、規模は小さいもののイベントがあったり、
なんと、合コンがおこなわれたり、野外ながらもバーべキューをしたりと、
特に若者の無神経さが目立っています。
でも、彼らの中に、一人でも黄色い帽子の人が混じったら、きっとしらけてしまうし、
今日は中止にしようということになるでしょ。
その時は、不愉快な黄色い帽子も、結果として幸せの黄色い帽子になっるでしょ。
よくよく考えてください。
黄色い帽子は無理な話ですが、
目に見えないからと言って無防備になっている愚かさです。
そろそろ、飲食サービス業も、自主的な閉鎖をすべきでしょ。
行く先がなければ、人は出てゆかないはずですから。
| 水嶋かずあき | - | 10:12 | comments(1) | - | - | - |
今日になってやっと興味、値打ちあるコロナ報道に出会いました。コロナで入院中の渡辺さんという一壮年が自ら進んでメディアに情報公開しました。「罹患したからには沢山の人にこの病気の実態を知らせる義務がある。」
見上げたもんてす、国民栄誉賞に値するでしょう。
熱が39°、フラフラする、咳が止まらない、水以外に食事が出来ない、これでなんと専門医師の判定は軽症です。
人工呼吸器を付けると中症、人工肺を付けると重症。すなわち肺が自力で機能しているか、アシストが必要か、全く機能せず機材に全依存するか、
肺炎の一歩手前で治るのか、命まで失うのかがコロナなんだとやっと理解しました。
渡辺さんが全治する迄のレポートを引き続き、ウォッチして行きたいです。
と同時に、来る日も来る日も感染者の増加数量と、警鐘を繰り返す言わば曖昧な縮小再生産型の内容ではなく、このような現実的で説得力がある拡大再生産型の報道にシフトしてもらいたい。
| jfk jfk緑川 | 2020/04/06 10:13 PM |









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