水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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倍々計算
新型コロナウィルスの感染拡大は、きわめて単純なメカニズムです。
それは感染者と接触したかどうかなんですね。
初期のころはなんだかんだとその感染ルートは追えましたが、
ある程度増えてくると、これが分からなくなる。
つまり、「だれと接触したか」ではなく「だれかと接触した」に変わるわけでしょ。
しかも、感染者が誰だか分らなければ、8割減らせみたいな数字が出てくる。
要は確率論なんですね。
こんな例で考えてみましょう。
かわいい孫が、豚の貯金箱を差し出しておじいちゃんに、
これにお金を入れてちょうだい、と頼みました。
ただし、条件が付いています。
その月の最初の日、まあ、1日としておきましょうか、
この日は1円でいい。
おじいちゃんは驚いて、1円でいいのか、それならお安い御用だ、と。
孫は続けます。
でも次の日は、前の日の倍入れてもらいたいんだ、と。
おじいちゃんは、だからなんてことないとばかり、よし、わかった、とニコニコ答えます。

つまり、1日には1円玉を貯金箱に入れます。
一日たつと前の日の倍の金額を入れることがルールですから2日は2円。
3日は4円、4日は8円、5日になって初めて10円を超し、16円です。
麻雀をやる人はこの倍々計算が得意ですね。
16・32・64・128・256・512と、
その先は不得意、なぜなら満貫で天きりになるからです。
ここでは続けましょう。
1024・2048・4096・8192・16384、とここまでで15日たちました。
一日で1万円を超えています。
16日は32768円、さらに65536円、131,072円(ここから桁区切りを入れます)
19日は262,144円、20日は524,288円。
後10日頑張らなくちゃいけません。
1,048,576円、21日目にして100万円を超えました。
2,097,152円、さらに4,194,304円。
24日は、8,388、608円、25日はついに一千万円超えの16,777,216円。
で、あとは破れかぶれで、33,554,432円となり、
67,108,864円、134,217,728円、268,435,456円と増え続けます。
そして最終日、晦日の日は536,870,912円となります。
もし大の月で31日まであれば、1億は超えているわけです。

まあこれは単なるお遊びの数字ですが、
一人の感染者が、一日に2人に感染させてしまうとし、それが延々と1人が2人の連鎖をした場合、
なんと一か月で1億を超え、日本人全員が感染するということです。
だからこの連鎖を何とか断ち切らなければいけないんですね。
そこで、目には見えない相手ですし、黄色い帽子をかぶっているわけでもなく、
だれが陽性だか分からないわけですから、ここは暗闇で前に進むようなもの。
まさに手探り状態でしょ。
となると、あてずっぽうにこいつは感染しているかもしれない、と考えるしかないでしょ。
かといって外で会う人は、知らない人ですから、あとは見当をつけるしかない。
そこで、8割とか出てきたわけですね。
まあ、専門家の言い分では、これで何とか収まるんじゃないか、というわけです。

医療として、治療もそれなりの効果は出ているとは思うんですが、
一方で、軽症で済んでいる人もいるわけですから、なんだかんだと免疫が付き始めている。
前にも書きましたが、14世紀ヨーロッパで爆発的感染拡大をしたあのペストで、
ある村では9割の人が死んだという記録があります。
でも1割は生き残ったわけでしょ。
この人たちは、免疫力が強く、かれらの体内で、ペスト菌との戦いに勝ったわけです。
このように、この新型コロナウィルスと言えど、戦いに勝てる人はいるはずです。
現在の世界的なデータから、致死率5.9%ですから、感染したとしても、生存率94%はあるんです。
大半の人の免疫防衛軍が勝ってきているわけですね。

ただ、この免疫防衛軍の戦いぶりを見ていると、どうももたついている。
敵が手ごわいというより、素性の判別に手間がかかっているんですね。
その結果、前線を突破されると、総崩れになって、本丸まで攻め込まれてしまう。
症状が悪化するととてつもない速度で死に至る、と、多くの医療関係者が証言しています。
これは、人間の免疫メカニズムが、こんな風に動いているからなんです。

まず人の体の中では、免疫機能として、人体防衛軍が組織されていて、
この防衛軍は、体内を絶えず巡回していて、外部からの不法侵入者がいないかどうかを監視しています。
ま、パトロール隊のようなものです。
で、不法侵入者を発見すると、まずは接近します。
この時、この外敵の体の一部をはぎ取り、敵の素性を調査します。
これを防衛本部まで持ち帰り、どんな武器が有効なのかの指示を待ちます。
防衛本部は、今までの外敵のデータとすり合わせ、有効な武器を模索します。
で、過去に対抗できそうな武器があればこれの増産し、防衛軍に戦士に手渡し、
これで戦って来い、という指示を出します。
ところが、今までの対抗できる武器が使えないとなると、
早速有効な新兵器開発に着手しますが、必ずしも有効な兵器が見つからないこともあるのです。
これは、実は、個々の人の個性によって異なり、有能な防衛本部を抱えている人と、その辺が弱い人との差があります。
で、人によっては新兵器開発にもたついていると、最前線を突破され、重篤になってゆくんです。
でも、だいたいは、ある程度の能力があるので、防衛本部としては、適切な対応策を見つけ出すんですね。
初期に発熱が続くというのは、防衛本部が、対抗策の試行錯誤をしている期間ということです。
で、外部からの医療的な援軍も重要ですが、基本は、個々の免疫力なんですね。
ですから、要は時間稼ぎが必要なんです。
その間に、防衛軍は新兵器を開発し、態勢を整えられる。

ということで、最後の最後はここの免疫力なんですが、
当然、既往の疾患があったり、高齢者などは、この防衛本部の機能が低下しているわけで、
いざ感染すると、攻め込まれてしまう。
だから、いろんな人がいるんだから、基本的に人と人との接触を避けてください、というわけでしょ。

ここにきて、若い年代層が、感染抑え込みの障害になってきそうですね。
まあ、兵役がある韓国の若者との差が、妙な形で出てこなければ、と、心配しています。
| 水嶋かずあき | - | 10:41 | comments(0) | - | - | - |









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