水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
<< 統計的観点でコロナをチェックする | main | 命のため戦っている人がいる >>
南海トラフは大丈夫か
今日、午後1時30分から、FM湘南ナパサで「ナパサで防災」
という番組が30分間放送されます。
担当は私水嶋です。
で、頭の中がコロナだらけになってしまって、その意味で間違いなくコロナに感染してしまったんですが、
ふと、そういえば、今日は防災番組の担当があった、と。
で、改めて、従来取り扱ってきた災害に対する問題意識などが、隅に追いやられている、
と実感したんですね。
考えてみれば、コロナコロナと騒いでいるからと言って、
大地の中で生まれてくるひずみはひずみでたまってくるわけで、
地上ではコロナで取り乱しているようなので、暫くこちらは遠慮しましょうか、とはならないでしょ。
.
改めて、まずは地震の脅威を再認識すべきなのではないか、と。
喫緊のテーマは南海トラフですよね。
ここのデータも、いくらか再計算されてようなので、
一応新数値を紹介しておきます。
.
まずは、党南海トラフ地震が最大規模で発生した場合です。
それによる死者数は、32万人から23万人に減りました。
これは、地震で発生する直接死の基本が建物や家具の倒壊による圧死が、
およそ9割なので、耐震化などの対応が進んで来ていることと、
当初計算していたより、津波の被害が少なさそう、ということなどが関連して、
およそ30%ほどの数値を引き下げました。
なんとなくこういう数字を知ると、妙に安心するでしょ。
死ぬ人がざっと10万人ほど減った、と。
なぜか、減った数の中に自分は入っているんですね。
ここでも正常性バイアスですね。
自分は助かる、と。
とはいえですよ、23万人の方々が亡くなる。
東日本大震災の10倍です。
どう考えてもとんでもないことでしょ。
.
で、被害の金銭的な面ですが、
総額で220兆円ですって。
コロナでの財政出動の倍です。
平年の一般会計と特別会計の半分を足した金額。
おおざっぱに、日本の年間運営費の7割ほどの被害が発生する、と言われています。
これによる福祉的費用の増大などは見込んでいません。
今回のコロナのような、一人10万円とか、休業補償とか、そんなものは想定していません。
各建物資材などの損失、道路や鉄道、電機、上下水道などの公共的インフラの損失などです。
.
この南海トラフ地震は、駿河湾トラフが、実はかなりの年月割れていないんですね。
ですから、ぼちぼちじゃないか、と考えられています。
そこで、かつて東海地震なるものが取りざたされていたんですが、
東日本大地震で、トラフが連続して割れる、という状況を目の当たりにしたものですから、
これって、東海でもありうるんじゃない、ということになって見直したんですね。
そもそも南海トラフという自信に対する警戒心は以前からあったんですが、
ここにきて、東海、東南海、南海が一連托生で、一気割れするんじゃないか、というわけです。
まあそうなると、東日本並みのマグニチュード9とかのクラスになるだろう、と。
.
そこで、再チェックして、様々な被害想定を出したわけです。
それによりますと、平塚は、
震度5強、津波の高さ2〜3メートル。
そうなると、バランスの悪い家具は倒れます。
食器は棚から飛び出して割れます。
風呂の水は半分飛び出します。
もし夕方なら、かなりの火災が発生します。
けが人や時に死者が出る可能性があります。
津波は、3メートルとして、駆け上がってくるので、海岸の地域は建物被害が出るはずです。
まあ、のんきに家にいる人は、津波で命を落とすかもしれません。
結構な被害でしょ。
.
で、私個人としての疑問なんですが、これらの国の防災計画の中に、
南海トラフの震源的位置づけに、なぜか相模トラフが入っていないんですね。
そもそも、フィリピン海プレートが南から押し込んできて、北米プレートとぶつかって、
その下に潜り込んでいるわけなんです。
そのひずみとして相模トラフがあるわけなんですね。
この相模トラフは、三角形の楔のように日本列島につきっ刺さっているのですが、
その三角形の右の稜線が、相模トラフで、左の稜線が駿河湾トラフなんです。
つまり、電車でいうなら、二人座席の隣り合わせて座っている状態なんです。
で、片方が崩れる、というんでしょ。
それこそ肩が触れ合っている相模湾側が何でもない、というのがよく分からないのですね。
多少の影響があるんじゃないか、と。
何しろ、相模トラフこそ、」あの関東大震災の震源だったんですから、
まあ、立派な前科持ちなわけです。
.
南海トラフの対応もいいのですが、平塚の防災そのものを、上からのデータだけで判断するのではなく、
もっと自律的にチェックする必要があるんじゃないのでしょうか。
天災は忘れたころにやってになる来ますから。
ボーとしていると飛んでもないことになるかもです。
| 水嶋かずあき | 環境 | 09:54 | comments(0) | - | - | - |









     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE