水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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感染こそ最大の防御
人体とその免疫機能については今までも、素人ながらこのブログに書いてきました。
で、理屈の上で、新型コロナウィルスにどのようにして打ち勝つのか、というのは、
ただひたすら、免疫力によって、体内にウィルスの対抗できる能力を培うことしかないのです。
つまり、白血球、マクロファージ、リンパ球といった免疫細胞が健全に機能することなんです。
でも、いくら頑張り屋の免疫細胞軍でも、コロナ軍に勝つには、コロナ軍の弱点を突く武器が必要です。
素手じゃ勝てない相手なんですね。
で、この武器は、抗体と言われるものです。
正確には、コロナ軍に勝つことのできた武器の製造方法の情報とでも考えてください。
この抗体は、コロナ軍との激戦の中で、防衛本部が知恵の限りを尽くして、作り上げた武器なんです。
ですから、この武器製造の情報さえストックしておけば、次にコロナ軍がやってきても撃退できるのです。
すでに防衛本部及び免疫細胞軍は、奴らの弱点を熟知しているからです。
不思議でしょ。
こんなメカニズムが、私たちの体の中に用意されているんですね。
.
ですから、実は、早いとここの抗体を作れるようになればいいのですが、
これには、コロナ軍の攻撃を一度受けて、これに勝つか、
さもなければ、ワクチンというもので、撃退方法を体外から注入してもらうかのどちらかなんですね。
ところが、効果的な薬、まあこれを援軍としましょうか。
体内でコロナ戦争が起きて、いささか劣勢となった。
このままじゃ負け戦になるかもしれない。
となった時は援軍が頼りでしょ。
これが、いわゆる治療と言われるもので、様々な医療機器によって体調のサポートをしたり、
様々な薬で、コロナ軍の弱点を突いたりとするのですが、
人には個性差があって、治療の作戦がジャストフィットするとは限りません。
この場合、残念ですが、救済できなくなる。
ですから、体内に抗体を作り出すには、かなりのリスクがあるわけですね。
でも、今の人間の身体的な、メカニズムから言えば、
さまざまな個性差をのりこえて、コロナ軍に勝つためには、
この抗体を作り出すことしか、方法はないのです。
.
改めて整理すると、
コロナ軍と戦って勝ち残った人は今後も勝てます。
でも戦った経験がない人は、三つの選択があります。
一つは、感染してしまい、これまで感染した人がやってきたような戦いが勃発するということ。
その結果はまさに、個性差があるので、無発症か、発症しても何とか生還するか、
重篤化して時に死亡してしまうかのどれかです。
次に、ワクチンを投与してもらい(ワクチンができてからの話です)
激戦に至る前にコロナ戦を収束させるということ。
三つめは、着実な防御をし、感染を徹底して避ける、ということです。
でも、これが目に見えない相手ですから、むずかしい。
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初めの、感染してしまえば二度と感染しない、という理屈ですが、
これは、集団感染と言って、みんなでかかれば怖くない、みたいな発想です。
これは北欧のスウェーデンが選択したコロナ対応方法です。
確かに理屈では、抗体をみんなが持てばそれ以上の悪い状態は起きない、とばかり、
市民の外出などに制限を設けなかったんですね。
世界中が自粛による不急不要の外出を制限するなかにあって、
そこは締め付けなかったんです。
ところがどっこい、思いのほかコロナ軍は強かった。
で、ここにきて、2万人を超える感染者を出し、
2500人以上の死者が出ています。
感染者の死亡率はノルウェー(約2.6%)の6倍近く、
同じ北欧のフィンランド(約4.2%)やデンマーク(約4.9%)と比べても3倍近くにのぼるんですね。
これは失策だった。
たとえば、中国、韓国は、とりあえず抑え込んだ、といって、自粛が緩みました。
普通の外出するようになったわけです。
途端に新規の感染者が出たでしょ。
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これらからも分かるとおり、 要は人と人の接触をいかに少なくするかしか方法がないんですね。
これは、あらゆる事例から明白なことです。
で、不安なのは、日本でもすでにゆるみが出ていることと、
この後の、自粛要請、緊急事態宣言の解消など、手綱を緩める手順が控えています。
.
はっきり言って、この国でも、第二波の感染の嵐がやってくると思うんですね。
だって、まだ抗体のない人はごまんといるでしょ。
その意味で、真の収束は集団免疫の獲得しかないと思うのです。
やっとこのことを言い出す人が現れました。
順天堂大学医学部免疫学特任教授の奥村康医学博士です。
ドクター奥村によると、人口のうちの一定割合の人が一度このウイルスに感染して免疫を持つことで、
感染拡大が封じ込められていく、というのです。
これは、過去に世界で流行したスペインかぜや香港かぜ、
あるいはSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)など、
いずれも最終的に収束したのは、人間が集団免疫を持ったからなんですね。
まあ、いまは猛威を振るっている新型コロナウイルスも、最終的には集団免疫によって抑え込まれていくはずです。
ですから、見ようによっては、感染しておくほうが有利だというんですね。
もちろんリスクはあるのですが、選択としてそれもありではないか、という考えです。
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まあ、今の状況では、無視されてしまう論理だと思います。
特に、スウェーデンの事例がありますから。
ですが、病理学的な倫理としては、感染による抗体の獲得が、人間そのものに備わっている、
感染症対策なんですね。
ま、ここは時間稼ぎです。
何とか自粛をしながら、人類の防衛本部が有効な武器を開発してくれるのを待ちましょう。
| 水嶋かずあき | あれこれ | 09:11 | comments(0) | - | - | - |









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