水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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誹謗中傷処罰法
ある女子プロレスラーに対して、SNSによる誹謗中傷で、彼女が傷つき、
その結果自殺をしたという報道がありましたが、
まさに現代ならではの要因で、一つの命が亡くなったわけです。
言葉が命を奪うなんて、とんでもないことでしょ。
私は、言葉は本来、
ほめる言葉、勇気を与える言葉、癒す言葉、ねぎらう言葉、そして愛を伝える言葉など、
人を生かすために人類が磨いてきた技だったのではないか、と考えてきました。
言葉な愛なのです。
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きっと彼女の場合は、著名だったこともあって、誹謗中傷もより大きく
その精神的な重圧も、何倍かのものがあったと思うのです。
その意味で、マスコミ等にも取り上げられましたが、
市井の片隅で、普通に生きてるる人の中に、SNSでの誹謗中傷により、
傷つき、自殺を図った人というのはかなりいるんじゃないでしょうか。
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SNSによる言葉は、相手が見えないだけに恐怖を伴いますが、
逆に、言う方は見えないからと、ここぞとばかりに凶暴な性格を表しがちなんですね。
まあ人間の本性ってこういうものか、というほど醜いものです。
私も、このブログそろそろ10年になるのですが、一度だけ、ぼや程度ですけど炎上したことがありました。
テーマは競輪場についてだったんですが、最初はともかく、途中から関係ない話が続々と出てきて、
もしかしたら、世間はそんな風な目で私のことを見ているのか、
と、気落ちするようなことまで書いてくるのです。
99%は、事実でないことでした。
どこのだれが書いたのか分かれば、誠実に説明したかったのですが、
まあ、相手は、言いたいだけ言えば気が済むんでしょうね。
人の心を傷つけた、なんて思いは欠けらもないようで、
自分の考え、思いは、俺のものだ、とばかり、自我むき出しで書き込んでくるんですね。
この人には妻子がいないのだろうか、両親とは幼少のころに生き別れでもしたのだろうか、
いままで、繰り返し、周囲の人に裏切られてきたのだろうか、
少年期に、親の暴力に耐えてきたのだろうか、などと勝手に想像するほど、精神がゆがんでいるんです。
こんな輩に寄ってたかっていじめられれば、相当強い精神の持ち主でも、へこんでしまいますよね。
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多くの芸能人が多かれ少なかれ、自分のサイトに誹謗中層を書き込まれた経験があるそうです。
ある時これらの人が体験談を話していましたが、その最良の対抗手段は、
読まないようにする、という極めて消極的な対応方法でした。
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特定されないことをいいことに、ついつい勘違いをして、人を攻撃するということをする、幼稚な性格の持ち主は
かなりの比率で存在すると思うのです。
私は、こういう非人間的な行為をいかにできないようにするか、ということは、
今の技術では簡単にできるはずだ、と思っています。
要は、プライバシーの保護とか、甘っちょろいこと言わってないで、
断固として取り締まれる法律を作ればいいのでしょ。
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総務省が、SNSで名誉毀損などの権利侵害にあたる書き込みがあった場合、
SNS事業者が被害者に開示できる情報に電話番号を追加する方針を明らかにした、
というのです。
匿名の情報発信者を特定する手続きが、大幅に簡素化されることになりそうです。
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まあ、こういうことって、現象が優先し、それを補うように法が後追いするのが常ですが、
まあそれにしても、まずは状況の改善に一歩前進ですね。
ただ素人ながら、どこまでが名誉棄損なのか、それに類する事柄と言ったらどんなことが含まれるのか、
また、そのことを被害とだれが認定するのか、など、微妙なグレーゾーンを整理する必要があると思っています。
そしてせっかく弱い者いじめを排除しようというのですから、これが効果的に運用されなくてはならない。
ま、それなりの効果が上がることを大いに期待したいですね。
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これは、単に加害者から被害者を守る、ということ以前に、加害者を守るということになるはずです。
人をいじめるというのは、対人関係において優劣の関係に近いものがあります。
先輩と後輩、注文者と受注者、支払う方ともらう方、さまざまな人間関係で、様々な不等式がありますが、
いじめる方といじめられる方というのも不等式の一つ。
で、この不等式というのは極力小さいか、もしくはないほうが望ましい。
ちょっときれいごとに聞こえるかもしれませんが、人は本来平等であるべきでしょ。
ですから、どんなきっかけがあったのかはともかく、不等式の大きいほうに立つことがないようにすることなんです。
ま、はっきり言えば立たせない、ということでしょうか。
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以前ある企業関係者を対象にした講演会に出席した時、
講師の方が、現場で経理上の不正が発生したとしたら、不正ができるシステムであったことが問題なのだ、と。
ま、それを聞いて、そりゃそうだ、と。
人間を信頼するのもいいけど、信頼したうえで、がちがちのシステムにして、不正が起きないようにするべき、
というんですね。
罪を裁くのではなく、罪を起こさないようにすることだ、と。
これと同じようなものです。
誹謗中傷をするなと言うのは簡単です。
だったら、言えないような、また言いずらいシステムにすればいいのです。
その一つに、ばれないと思っていたことがばれてしまう、というのも、人の心を卑しくしないための
温情に満ちた対応方法だと思うんですね。
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もういい加減に、世のなかをぎすぎすさせる要因を、ひとつづでも少なくすることが、
進化してきた人間がやることでしょ。
| 水嶋かずあき | あれこれ | 14:23 | comments(0) | - | - | - |









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