水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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実は、神はとっくに見捨てていた
終戦直後のことです。
私たち日本の子供たちはいつも飢えていました。
列車に乗って移動する米兵たちの情報が入ると、
なんとなく駅周辺に集まり、
休憩でのんびりしている米兵に群がって、ギブミーチョコレートとまとわりついたものです。
日本の敵国だったなんて意識は子供は持ちません。
なんとなく颯爽としていたアメリカ人に、漠然とながら憧れたものです。
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そして、成長し、少しは世の中のことが分かるようになると、
入ってくる様々な情報で、アメリカという国の生活を想像したものです。
その頂点がニューヨークでした。
文明の花が見事に咲き誇ったようなその生活に、憧れと敬意を持ったものです。
いつか行ってみたいし、できればそこで暮らしてみたい。
そこでの文化に触れてみたいと素朴に思ったものです。
まあ、大体私たちの世代は、多かれ少なかれ、先進国家としてのアメリカについて、
好ましい評価をしていたものです。
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私たちの世代の特徴なのか、どうかわかりません。
そこに描いてきた過剰な期待が、独自のものだったのかも分かりません。
いずれにしても、アメリカという先進国と、その偉大なる国力に、わたしたち(私たちの世代?)は
幻想以上のものを抱いていたのだと思います。
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前にも触れましたが、アメリカでの食中毒の年間の死者数が5000人ということですが、
正直な感想は、あのアメリカが?ということです。
日本よりもずっと文明的な国であるはずのアメリカが、
食中毒死という、極めて非文明的な疾患で、そんな数の人が死んでいるのか、
と、ただただ驚いたのです。
私は実はこの数値はショックでした。
ですから、きっとなにかの間違いだろうと、ネット上の様々なデータを検索して調べたのですが、
どれも判で押したように5000人と記録されているのです。
このことで私はあこがれのアメリカの姿にちらりと影が差し始めたのです。
さらに、イメージダウンしたものが、銃の問題です。
何度も何度も銃による犯罪が発生し、
平素の市民生活も、銃が基準になるような生活形態もあり、
とかく、銃社会の弊害が表れてきました。
もう当たり前のようにですね。
日常茶飯事とでも言ったらいいでしょうか。
そんな悲劇が繰り返されながらも、銃の規制ができない。
極めて非文明的な国家だったんですね。
その根拠が、アメリカ合衆国修正憲法第2条です。
これは、国家が銃の所有を公式に認めたもの、と解釈されています。
しかし、一説によると、こういった背景があったんだそうです。
当時、ヨーロッパ列強のアメリカに対するちょっかいが出されていて、
それに対抗する財政的な基盤が脆弱な合衆国では、十分な戦力を維持できなかったんだそうです。
そこでなんかあった時は、民兵であろうと、軍隊を組織しなくてはいけない。
しかし、その時に十分な銃器が準備できなかったとしたら、戦力にならない。
そこで、平素から銃を持たせておけば、それなりの備えになるだろう、という考えだったそうです。
で、憲法上銃の所有を認めたわけですね。
それが今となっては禍となってしまったのです。
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銃で命を落とす人は、年間13000人だそうです。
一日36人。
で、このうち、警察官が銃で相手を殺してしまう数が、2015年の統計ですが、986人。
まあ、きっと相手が抵抗したり、時に激しい撃ち合いになったりしてのことだと思うのですが、
それでも命を狙って、つまり殺そうとしての行為のわけですから
犯罪者に人権がないという観念なんですね。
生きてとらえて、そのうえでしっかりと罪を裁く、なんてことをしない。
日本では、対照的に、京アニの放火殺人犯を、全力で救命しましたよね。
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西部開拓史でしばしば出てくるのが、リンチです。
縛り首というやつですね。
その昔、トム・ドゥリーという歌がはやりました。
キングストーントリオでヒットした歌です。
ひどい歌詞です。
その主人公が縛り首にあう情景の歌です。
でもこういう下地が、建国以来のアメリカの中にあるわけですね。
改めて考えると、このどこが文明的な国なんでしょうか。
平気で命を奪う。
銃を持ち歩いて、感情的にぶっ放す。
世の平穏を保つべき警察官が、人命を軽んずる。
やはりアメリカという国はおかしい。
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今回のコロナでも、あの文明国のアメリカの状況というのはひどいものだったでしょ。
感染者数にしろ、死者数にしろ、文明大国アメリカのメンツはまるでなかったじゃないですか。
あんなにたくさんのノーベル賞受賞者を出している知性の国アメリカも、
コロナに関しては手も足も出なかったでしょ。
ノーベル賞も実践社会にはさほど役に立たないのかものしれませんね。
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そこにきて今回の黒人の死亡事件による抗議デモ。
そこでの略奪騒動。
正直日本では考えられないでしょ。
きっとアメリカ人というより、人間そのものが持っているある種のサガなんでしょうね。
つまり、人間が持っているどうしようもないくずな性根としての優越感なんでしょうね。
お前らには負けない、という優越感。
さあ、どうだという見栄。
人間性をさておいての資質の競い合いです。
こればっかりは何千年の時間をかけても、
神様は変えることができなかった、ということです。
いや、真相は、神に見捨てられたのかも。
| 水嶋かずあき | グルメ | 18:45 | comments(0) | - | - | - |









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