水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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掲げるべき政策の本質

都知事選が始まりました。
20人あまりの人が立候補を表明しているそうです。
ま、そうなると、立候補者には失礼ですが、報道等での取り扱い方は、均等にというのは難しいですね。
どうしても有力候補を追っかける形になる。
その中で、街頭演説などのわずかな部分の映像から、判断する程度ですが、
なぜか、パッとしたことを訴える人が少ないように思えるのです。
心打つ政策の訴えが少ない、と言いますか、
極端な話、中年のそこそこの人生を経験人なら、それは、飲み屋での話題程度だろう、
といった内容と、とくとくと訴える。
また、それなりに差別化した政策を掲げる人も、なんか空回りしている。
今大事なこと、この先必要なことは何か、ということへの哲学を感じないんですね。
なんか物足りないというか、あの世界の大都会の知事に手を挙げたにしては、
小粒ぞろいだな、と感じてしまうんですね。
要は役者がそろっていないんです。
勘ですが、投票率は厳しい数字が出るんではないか、と思います。
.
政治家というのは、民主主義国家ですから、国民から選択される。
逆に、国民は、政治家を選択できる権利を持ち、これが民主主義の基本になっているわけです。
つまり、選挙という手段が政治家が政治家であるための唯一無二の手段なわけですし、
私たちにとっても政治家を選択するということ以外に、民主主義を機能させる方法はないのです。
ま、今更ですが、そういう選挙の本質をあまり認識することなく、
なんとなく、空気のようにに選挙があって、だから投票して、
その結果は受け入れるしかない、という傍観者的な姿勢を根底に持っているんですね。
残念ですが、政治が国民の期待の答えてこなかったことに対する結果として、
徐々に諦観というか、不感症というか、距離あるものとして、その存在感を実感していないのです。
要は根底に、政治不信が強く根付いているんですね。
うそをつきまくるトップリーダーがいても、それを許す与党の政治家、その追及も雑な野党の政治家、
そのほとんどに、国民は今更関心すら持てない、ぐらいの感覚なんでしょうね。
コロナの時もそうでしょ。
衆議院議員は、465人、参議院は248人、合計713人いるわけです。
この国家の一大事に、713人の国会議員は何をしていたんだ、という印象があるんですね。
ごく一握りの担当大臣と首相が表に出てくるだけで、
700人の優秀な人材を適正に配置したプロジェクトが構成されたとも聞いていないですし、
その活動もなかったようです。
一体何のための国民の代表なんだ、
貴方たちの最大テーマは国民の安心と安全でしょ。
713人が何らかの形でそれに寄与したのか、ということですよね。
.
確かに国会議員は立法府に所属していますから、実戦部隊ではない。
知恵は出すけど体は動かさない、と。
まあそれはそうとして、ではどんな知恵を出したのか、でしょ。
向こうから雨あられと銃弾が撃ち込まれている最中に、
私は実践要員として存在しているわけでない、と、目の前の銃をとろうともしないようなものでしょ。
状況を考えれば、そんな場合でなかったような気がするんですね。
そこを現場から外されたのは、なまじ素人を入れると話がややこしくなるし、ことの推移が遅くなるから、
この際、一列後ろで見ていていただきましょうか、といういのが、本当のところでしょうね。
としたら、なめられたもんだし、なめられるような資質しか持ち合わせていない、といういことでしょ。
何のために、私たちが選択したのか、残念な結果になっていると思います。
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選挙というのは、実に情報不足の中で選択を迫られます。
時に人からの勧めで投票したり、選挙用の広報紙に目を通すなんてことはあまりないので、
ポスターの顔つきとか、世評に流されたりします。
ですから、立候補者は、時にそこに虚像を作り上げてくる。
まあ、いずれにしても、虚々実々の駆け引きが行われているのです。
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政治家にとって、再選というのは重要な目標のようです。
私は以前市長選に立候補しようと決意した時に、時の選対の連中とあれこれ議論しましたが、
その中で、何期を目指すか、ということになりました。
私は、1期と言いました。
皆、驚いてなぜ1期なんだ、と。
だって、そもそも4年ごとに選挙があって、市民から託されるのは4年だろう、と。
だったら、4年が任期であって、その任期内に自分の政策をどこまで実現できるのかは、
正にその人間の能力、手腕じゃないか、と。
4年目が来た時に、やり残したことがあるのでもう1期チャンスを下さい、というのは、
無能であった証拠じゃないか、と。
だから1期だと思う。
そもそも、こういうポジションは、野球でいえばリリーフピッチャの登板ということだ。
前のピッチャーの後を引き受ける。
どんな場面で登板しようと、こういう場で、完投型のピッチャーは必要ない。
9回2死満塁でマウンドに向かったとしたら、1死取ることが役割じゃないか。
継続ということを考えるなら、それは市の職員がいるからそこは、人事で流れを作れる。
トップは立場、役職に未練を持ってはいけない。
だから1期だ、と。
すると総攻撃を受け、それじゃあ支持者を減らす、と。
したがって、しぶしぶ、腹にもない、せめて2期ですね、なんてことを言っていたのです。
でも考えてみれば、最初の1期にもたどり着いていないのに、2期なんておこがましかったですね。
反省です。
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ま、ともかく、ほとんどの政治家が、判で押したように再選を目指します。
そのための再策を打ち出します。
かの国の大統領ですが、選挙参謀が、あるデータを持ってきて、親分、世間はこういうことになっています、と、
電子タバコのデータを見せたのです。
その愛好者の数は、再選を目指すうえで、おいしい数字だったんですね。
親分は、なぜか電子タバコを嫌いで、あんなもの何とかやめさせろ、ぐらいのことは口走っていたのですが、
データを見るなり、これらの愛好者をとり込もう、と、電子タバコ容認に変わったんです。
選挙に勝つための政策を並べることが、選択される最良の方法ということですね。
これって、ちょっとおかしくいありませんか。

その人間の根底にある価値観とか人生観が総体的に表れるのが政策でしょ。

いかに人類はあるべきか、いかに人々の幸せに寄与できるか、
と言ったことが政策の根底にあるべきでしょ。
この根本から何かズレが始まっているような気がするんです。
正義・公平こそ政治の2枚看板のはずです。
そもそも、電子タバコではないでしょ。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:42 | comments(0) | - | - | - |









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