水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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after ITの時代

すごく基礎的なことなんですが、知ってるつもりのことってあるでしょ。
正直言うと、西暦を表す中で、BCとADという文字が登場しますよね。
で、BCはBefore Christと聞き及んでいました。
要はイエス様の生誕の前、ということですね。
で、ADって何か、と考えたのですが、答えが出てこない。
早速調べてみたのですが、Anno Dominiなんだそうです。
主の年という意味だそうです。
まあこれまた、イエス様が生まれた年ということで、
その生誕の前がBCで生まれた年がADということで、西洋の文化は、
そのカウントそのものに、イエス様がらみになっているんですね。
で、今や全世界はこれはベースになっていて、今年は2020年。
様々な出来事も、ローマの興亡も、ヨーロッパ諸王国の盛衰も、すべて時の流れは、西暦を主流に表現しています。
正に時の流れの潮目が、イエスの生誕がらみだったということです。
ま、いずれにしても、今や国際化、ボーダレス、世界は一つの時代ですから、
日本の、皇紀何年、なんて言ったってこれは通用しませんし、
令和も通用しない。
.
で、先日のブログでも書きましたが、時の流れこそ潮目の変遷なのです。

イエス様以来と言っていいほどの潮目が今やってきていますね。
Before ITとAfter ITです。
コンピューターによる情報処理と、その活用によって、

著しく効率的な成果を得られるようになったのが、
その処理方法自体を含めたITという分野です。
.
先日、暇に任せていわゆるネットサーフィンを楽しんでいたら、
アベーマによる画像のライブラリーみたいなところに迷い込んだんです。
このアベーマということの存在はうすうす聞いていました。
でも、正直に言えばアミーバーだと思い込んでいたのです。
すいません、何しろbeforeITなもので。
で、何を見たのか、というと、藤井総太7段の指した将棋です。

なんとなく好ましい少年でしょ。
もともと私は将棋はへたっぴーで、子供のころ、友達とやって勝ったことが無い。
まあ、向いていなかったんでしょうね。
とはいえ、コマの動かし方ぐらいは分かる。
ですから、アベーマを見ながら、戦況の把握ぐらいはできるんですね。
ところが、おそらく5〜6時間ぐらいの一局でしたので、
しっかりそれを見ると、それだけで半日潰れてしまう。
まあいくら暇だからと言って、そこまでは付き合いきれないでしょ。
そこで、途中途中早送りして、戦局が変わるとじっくり見る、という作戦にしたのです。
およそ一つの単位が2〜30分に細切れになっていて、これを延々とつなげてみてゆくのですが、
この2〜30分の間に、一手も進まないということはざらなんです。
まあ棋士の方も、よくよく思慮深いんですね。
で、中盤までは、なんとなく理解できる展開なんですが、

後半になって、一挙に不思議な手が登場するんですね。
ま、そこが、ど素人と、天才棋士との違いでしょ。
で、この中継画面(見たのは録画)を見ていると、

上の方に、戦局の優劣が%になって表示されるんです。
一手打つごとにその数字が微妙に変わるんですね。
大体基本の駒組をしているときは50%:50%です。
形勢は五分ということです。
で、駒の交換が始まると、45:55とかの数字に変わる。
この勝負100手目で投了だったのですが、80手目ぐらいから、
極端に数字が変わるんですね。
ある一手で、それまでの50:50が、一挙に80:20ぐらいになったんです。
藤井7段の優勢です。
ど素人は、優勢ぐらいは見当つきますが、80:20なんて計算はできません。
この優劣の数字のほか、一手打つと、その対応の手として、5つほどの案が表示されます。
例えば、4七桂とか、6三金とか、5七歩成とかがリストにあって、
それぞれに正解率のようなものが書いてあるのです。
つまり最善手は何か、ということと、それ以外だったらこんな手があるけど、
態勢への良い影響はこのぐらいの比率、ということの表示です。.
.
あの羽生さんが、コンピューターの登場で、旧来の定石の意味が崩れ始めている、と。
これって、伝統が音を立てて壊れているということでしょ。
確かに17歳の天才少年の活躍で、棋界も活性化していますが、
冷静に考えれば、この後、将棋の世界ではafterIT世代が登場してくるわけですから、
コンピュータで鍛えられた第二、第三の藤井少年が出現するのは間違いありません。
beforeIT世代の棋士たちは、残念ながら時代の波に押しやれれてゆくのだと思います。
勝負の世界ですから、強いとか、弱いとかの区分をしてしまいますが、
その頭の中の構造で仕訳ければ、もう、棋士として異なる分野で育成されてきたのですから、
同じ棋士同士と考えること自体間違いかもしません。

ふと考えたのですが、あの坂田三吉が今生きていれば、

現代の若い棋士たちをなんと受け止めるんでしょうね。

女房の小春に、あんた、もう勝てへんから、将棋やめとき、とか言われてしまうかもですね。

.

冷静に見まわしてみると、実は、ほとんどの世界が、

beforeITとAftereITで区分できるような現代です。
もっとも、あと20年ぐらいでこの混成の状況は解消され、
afterIT一色になるはずです。

そのころは、当然、私たちの世代は、この世にはいませんから。

| 水嶋かずあき | - | 11:06 | comments(0) | - | - | - |









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