水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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老兵は消え去るのみ
都市伝説のようなものですが、
死期を悟った猫は、人前から姿を消す、と言われています。
まあ話半分にしても、実際、飼い猫がある日突然姿を消したしまったという経験を持っている人はいると思います。
よく野生動物の場合、年老いて、群れの中での力を示すことができなくなると、
群れから離れて、ひそかに姿を消してしまう、と。
老兵は死なず、ただ消え去るのみ、とか言われていますが、
消え去り、そして死を迎える、というのが現実なんです。
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で、猫の場合なんですが、ある猫に詳しい人に聞いた話ですが、
猫も年を取ると、一種の認知症みたいになるらしいのです。
特に、犬と比べて、猫は拘束されていません。
隣の庭に行って昼寝するなんてよくある話でしょ。
犬の場合はほとんどない話ですよね。
まあ、猫の方が自由にうろうろしています。
ですから、年を取ると、自分のテリトリーの境が分からなくなるのだそうです。
それでうろうろするので、自分の家に帰る道が分からなくなるらしい、と。
道に迷って、歩けば歩くほどそもそものテリトリーから離れてしまうこともあり、
結局戻れなくなって、飼い主にしてみれば、行方不明ということなんですね。
時に交通事故にあったり、よそのテリトリーを侵害したために
壮絶な争いの末、傷を負い、それが元で命を落とすこともあります。
以前、我が家で飼っていたアメリカンショットヘアーのオス猫が、
少し頭が悪かったんですが、その分、やんちゃなところがあって、
近所の猫とよくケンカしていたんです。
ある時、行方不明になって、暫く帰ってこない。
私はどこかで死んでしまったかもしれない、とあきらめたのですが、
10日ほどすると、よれよれになって帰ってきたのです。
見るも無残、もう全身傷だらけ。
結局感染症かなんかでしょうね、数日で息を引き取りました。
きっと認知も交じって、人のテリトリーに入り込み、
返り討ちにでもあったんでしょうね。
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まあ猫の認知症と比較しては申し訳ないのですが、
人にも、認知症がらみで、行方不明になる人がいます。
認知症の行方不明者の内訳は男性9503人、女性7976人。
都道府県別では1位大阪の2007人、2位埼玉1960人、3位兵庫1778人
そしてわが神奈川は4位の1593人となっています。
一日あたり、4.4人。
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以前、SCNクラブで高齢者の徘徊問題を取り上げたことがありました。
そもそもが、そのころ、徘徊110番とか言って、徘徊老人を探し出すための
ネットワークが作られていて、警察や市役所、民間ではタクシー会社、
そしてなぜか薬剤師会などが、協力をして、徘徊者を探し出す、ということをしていました。
FM湘南ナパサでも、市役所の担当から、徘徊情報が入ると、通常放送の合間に情報を流します。
市の無線広報でも流れることがあるでしょ。
「市内紅谷町に住む、水嶋かずあきさんというおじいちゃんの行方が分からなくなっています。
76歳ぐらいの男性で、身長は179センチ、体重は79,3キロぐらいです。(妙に詳しい)
時々わけの分からないことを口走ります。
グレーのTシャツに、ブルーのジーンズをはいています。
見かけた方は警察署までご連絡をお願いします。」
とか言った内容の臨時情報です。
で、こういう情報の下、それらしき人を見かけると情報が入り、家に連れて帰ることができるのですが、
なぜか、この情報のやりとりが、驚くほど組織化されていなくて、(そのころのことですが)
市役所と警察の連携はほとんどなく、どこが徘徊ネットワークだ、と思ったことがありました。
連携の仕方、責任の取り方など、
全然見当もつかない、ということが分かったんですね。
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その年に発見されたのは1万7340人、このうち、警察や届け出人らが所在を確認したのが1万6775人。
死亡していたのが460人だったそうです。
ほぼ大半が1週間以内に発見されるそうですが、
それでも発見が一日遅れるごとに、37%も死亡率が高まるそうです。
当然ですがこの対象となる人は後期高齢者。
私もその一人。
もしどこかでうろうろと所在なさげに歩いているところを見かけたら、
家に連絡してください。
お願いします。
ま、冗談ともかく、
この後、熱中症などにかかる可能性は大でしょ。
冬場は冬場で、雪国などでの徘徊は凍死など直接命にかかわるそうで、
いずれにしても、いいことはありません。
市によっては、GPSを貸し出しているところもあるようですが、
いの一番は家族の注意。
更に、街中でこれらしき人を見かけたら、声がけするという民間の協力も大事だそうです。
ただ、本人が、状況が分からないので、おびえているそうで、
やさしく対処してほしいということ。
話す時は真正面で話すこと、という注意が必要なようです。
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なんだかんだと、年を取ることは本人も大変ですが、
家族も大変なことが多いようですね。
| 水嶋かずあき | あれこれ | 09:07 | comments(2) | - | - | - |
7.8年前の夏の日、老婆が道にへたり込んでいました、スーパーに買い物に来たが帰り道がわからなくなったそうです。キャスター付きの買い物籠の車輪が外れて無くなっていました、良く見ると我が家のと全く同じ物なので、それと交換して老婆を私の車にのせて暫く走って間もなく、隣りの市の市営住宅の1階の住民てまある事が判明しました。80歳で一人暮らしであった老婆は、お菓子などを私によこして一件落着しました。数日後に何処かの老婆がうろついているという話が聞こえて来ました、又帰りがわからないとまずいと思い、老婆の家に行って名前を名乗つて二度と来ない様にお願いしました。が、またしても名乗った私の名前を頼りに、御礼の品を携えて老婆が家家を訪ね歩いてるのだそうです、近所に私と同じ苗字の表札を見つけた老婆がその家に御礼を言った帰った数日後、どうも人違いをしたらしいと、又々私探しに老婆が奔走してる話が近所で活発化してきました。かみさんも老婆に何かあったら大変だから絶対に来ない様にしてきて、と固くいわれて、不承不承三度目のお願いに行き、なんとか三度目の正直を達成しました。東京でも郊外の私の住まい周辺を土地の人は「本村」と呼び、高齢者の割合も高い地域で、この話の翌年の冬、バスもタクシーも止まる程の大雪が降って喜んで4WDで運転中、道端に佇む高齢者夫婦を家まで乗せて行きました。どちらのケースも徘徊ではありませんが、今後も彷徨える高齢者が後を絶たないでしょうが、精一杯お役にに立つ様に頑張る所存ですが、水嶋さんと同い年の私はいずれ受益者側の仲間入りって訳ですね。
| jfk jfk緑川 | 2020/07/04 10:02 PM |
珍しい話ですね。情けが禍となったということでしょうか。まあ、禍とまでいかなくても、話がこじれたことには変わりないでしょ。あなたの人の好さが原因ですね。
でもきっと後悔はなかったと思います。施された親切がありがたかったのと、めったにない出来事が、心の中を大きく占められていたんでしょうね。よく考えてください。80歳の老婆といくつ違うのか。
「さっきさ、どこかのばあさんの持ってた買い物袋が破けて、中身を道にバラまいちゃったんだ、それで…」「いくつぐらいの人?」「まあ多分、80ぐらいか」「あなたとあまりっ変わらないわね」「たしかに」
といった会話をかみさんとよくします。
まあ気を付けたいのは、人生の徘徊者になることですか。
| mizushima | 2020/07/05 5:40 AM |









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