水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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過剰反応

頃合いが分からないのか、グレーゾーンの判断が難しいのか、
ま、いずれにしても、どうしたらいいのか判断しがたい場合は、
どうしても安全圏に逃げ込む。

まあ、そうしておけばまずはよかろう、と。
.
どこぞの遊園地で、ジェットコースターに乗るのに、
一列開けて乗っている映像を見ました。
二人掛けだとすると、次のシートは座らない、そして次のシートに座る、
つまり、交互に空きシートを前後にはさんで座るわけですね。
あの、空間を切り裂くように疾走するジェットコースターで、ソーシャルディスタンスなんでしょうか。
これって、何か医学的見地のエビデンスでもあって、そうしているのでしょうか。
私には、ただの過剰反応としか思えない。
飛沫の実験的映像を見たことがあると思いますが、
例えば、先頭の列の席の人が、咳をしたとします。
時速7−80キロの速度で風を切っているんですから、もう飛び散って終わりでしょ。
それを一列開けることに何の意味があるんでしょうか。
もう少し冷静な判断が必要でしょ。

そうしていれば世間からのお咎めもない、とばかりにです。
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私は、最近の世の中で、以前から見ると住みにくくなった部分がいくつかあると思っています。
その最たるものが、肖像権とでもいうのでしょうか。
要はプライバシーの問題です。
実は、このプライバシーでの肖像権とは、本人の意思次第なんですね。
気にしない人は気にしない。
大した理由もなく、なんか主張すればそれなり言い分は通りそうだ、となると、うるさいことを言う。
私は、ローカルの小さなテレビ局でボランティアで映像制作に携わっています。
この時、ちょっとしたグループの映像を撮るときは、顔出しが可能かどうかの確認をします。
この確認なしに映像を流してしまうと、結構トラブルになるんですね。
以前街頭インタビューをしたとき、一応了解を取ったうえでビデオを回しますが、
何人かに一人は、遠くから顔を半分隠すようにして歩いてきます。
あたかも指名手配を受けている犯罪者の如くです。
普段外に出て歩いていて、映像に撮られると、そんなに都合が悪いことはあるのか、と勘繰ってしまうほどです。
正直、これも過剰反応ですね。
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私の感性が雑なのかとも思いますが、
よく理解できないのが、動物に対する保護意識です。
犬や猫などもそうですが、動物虐待に対する運動をしている団体ってあるでしょ。
人間が長い間、様々ななりゆきで動物たちと付き合ってきましたが、
人々によっては、それが動物愛護の精神に著しく反すると感じるようです。
一言でいえば過剰反応じゃないの、と思えるんですね。
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タイでは、サルを調教してココナツの収穫をするのだそうです。
高い木に登って作業するのには猿のほうが向いているんですね。
で、このサルを使っているのは動物虐待にあたるということで、
収穫の様子を映した動画を動物愛護団体が発表したところ、
ココナツの主な輸出先の英国で、販売中止という動きが起きているそうなんです。
当然ですが、輸出への影響を抑えたいタイ政府は「虐待ではない」と主張しているそうです。
明らかに文化の違いですね。

この間まで、牛や馬を使って畑を耕していたでしょ。

あれはどうなるのか、ということですよね。
極端な話、犬を食材にしていた中国や韓国の文化が理解できないことや、
日本でイルカやクジラを食用にしていることなど、牛や豚を食べることとどこが違うのか、と思いませんか。
なんかの理由でそうしているわけで、それはその民族が長い歳月の中で取り入れてきた生活の一環なんですね。
ところが、これらのことに関して、否定的な発言をする。
私は過剰反応の一つだと思います。
困ったことに、この過剰反応の言動は、その性質からヒステリックになりがちなんです。
つまり冷静な判断だとか、許容だとか、理解などがしがたい。
極めて感覚的なんですね。
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この猿がヤシの実を収穫する様子を米国の愛護団体がタイの複数のヤシ園で撮影したもので、
SNSで公表したのだそうです。
首輪の付いたサルが木に登ってココナツを落す様子とか、
狭いオリの中で暴れたりするところが映っているそうです。
オリの中に入れられた猿が、知らない人が近づけば暴れるに決まっているでしょ。
撮影側にも、あんた本当に動物愛護の運動しているの、と聞きたくなるでしょ。
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単純に文化の違いでしょ。
西欧人の一番悪いところは自分たちの文化が最上のものだ、とその価値観を押し付けてくるところです。
牛や豚を食ってきた伝統的な肉食の食文化の下、とさつしたした動物たちは、
関係ないんですかね。
食べてしまうものは愛護から外れてしまうんでしょうか。
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過剰反応のもっとも大きな問題点は、
その根底に自己本位な価値観が存在している、ということです。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 12:21 | comments(0) | - | - | - |









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